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公開：2025-01-30

アスエネとBanpu NEXTがパートナーシップ契約を締結、タイ企業の脱炭素経営推進に向けたワンストップソリューションを提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• アスエネがBanpu NEXTとパートナーシップ契約を締結
• タイ企業向けCO2排出量見える化・削減サービスを提供
• 両社協業でタイの脱炭素目標達成に貢献

アスエネとBanpu NEXTのパートナーシップ契約締結によるタイ企業の脱炭素支援

アスエネ株式会社は、タイのエネルギー大手バンプー傘下で再生可能エネルギー事業を展開するBanpu NEXTとパートナーシップ契約を2025年1月29日に締結した。両社の協業により、タイの企業を中心にCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」の提供を促進し、タイ政府が目指す2050年カーボンニュートラルと2065年ネットゼロ排出の達成に向けた取り組みを支援することになった。^[1]

製造業のサプライチェーンが多く集まるタイでは、CO2排出量の削減が重要な課題となっており、大型メーカーからサプライヤーへの排出量削減要求も強まっている。アスエネは2024年11月にタイ法人を設立し、日系企業のタイ拠点におけるScope3算定やローカル企業への算定・報告支援を開始したことで、企業の脱炭素経営推進に向けた包括的なサービス提供体制を整えている。

アスエネの「ASUENE」サービスは、GHGプロトコルにおけるScope1-3のサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減・報告機能を提供している。Banpu NEXTはアジア太平洋地域で豊富な実績とネットワークを持つネットゼロソリューションのリーディングプロバイダーであり、両社の強みを活かした協業により、タイ企業のネットゼロ達成を加速させる体制が整った。

パートナーシップの詳細

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Scope1-3について

Scope1-3とは、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分する基準のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• Scope1は自社の事業活動による直接排出量を示す
• Scope2は他社から供給された電気・熱の使用による間接排出量を表す
• Scope3は上流・下流のサプライチェーン全体のCO2排出量を対象とする

企業の脱炭素経営において、Scope1-3の排出量管理は重要な要素となっている。特にタイの製造業サプライチェーンにおいては、大手メーカーからの排出量削減要求に応えるため、ASUENEのようなサービスを活用した包括的な排出量の見える化と削減が求められている。

アスエネとBanpu NEXTの提携に関する考察

アスエネとBanpu NEXTの提携は、タイにおける企業の脱炭素化支援において重要な一歩となることが期待される。特にBanpu NEXTのアジア太平洋地域での豊富なネットワークとアスエネのCO2排出量管理ノウハウを組み合わせることで、より多くのタイ企業に効果的なソリューションを提供できる可能性が高まるだろう。

一方で、タイの製造業サプライチェーンにおけるCO2排出量の削減には、技術的・人的リソースの確保が課題となる可能性がある。両社には、現地企業のニーズに合わせた柔軟なサービス提供と、継続的な技術サポート体制の構築が求められるだろう。

今後は、ASUENEサービスの機能拡充やローカライズの強化により、タイ企業の脱炭素経営をより効果的に支援することが期待される。特に中小企業向けのソリューション提供や、業界特有の課題に対応したカスタマイズ機能の追加など、市場ニーズに応じたサービス展開が重要になってくるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アスエネ、タイのエネルギー大手バンプー傘下で再生可能エネルギー事業などを手がけるBanpu NEXTとパートナーシップ契約を締結 | アスエネ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000452.000058538.html, (参照 25-01-30).

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