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サイバー大学がオープンバッジ大賞で大賞受賞、国内教育機関初のマイクロクレデンシャル導入で評価

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

サイバー大学がオープンバッジ大賞で大賞受賞、国内教育機関初のマイクロクレデンシャル導入で評価

PR TIMES より


記事の要約

  • サイバー大学が「オープンバッジ大賞」で大賞を受賞
  • マイクロクレデンシャルを学位プログラムに導入
  • 2024年度春学期に約5,000個のオープンバッジを発行

サイバー大学がオープンバッジ大賞で国内教育機関初の大賞受賞

サイバー大学は2024年9月25日、一般財団法人オープンバッジ・ネットワークが選出する「第2回オープンバッジ大賞」において、最高評価の「大賞」を受賞したことを発表した。本賞はオープンバッジの取り組みで優れたものを選出するもので、教育機関だけでなく企業や官公庁、自治体を含む300団体を超える加盟会員の中から国内の教育機関が「大賞」を受賞したのは同大学が初めてである。[1]

サイバー大学は2024年度からのカリキュラム改編に伴い、学位プログラム全体の中に、ブロンズからプラチナまでの4段階のランクで学修成果を証明する全29種類の積み上げ型マイクロクレデンシャルを定義した。学位プログラム全体で体系的にマイクロクレデンシャルを採用したオープンバッジの発行は国内初の取り組みであり、導入初年度の2024年度春学期では学生の単位修得状況を基に約5,000個のオープンバッジを発行している。

マイクロクレデンシャル共同WGが作成したフレームワークと発行ガイドラインに完全に準拠し、学修成果や授業の方法、学習量、評価の方法、質保証等のメタデータを国際標準に対応して統一的にバッジ内に詳述したことが最大の特長となっている。フレームワークに沿って記述されたサイバー大学のマイクロクレデンシャルは、国外で先行するマイクロクレデンシャルとの相互運用も可能であり、海外で働きながら学修する学生も有効的に活用できるため、完全オンライン大学である同大学ならではの学修環境により、国内に留まらない社会的インパクトが期待されている。

サイバー大学のマイクロクレデンシャル制カリキュラムの特徴

項目 詳細
開始時期 2024年4月
マイクロクレデンシャルの種類 全29種類
ランク ブロンズからプラチナまでの4段階
発行数 2024年度春学期で約5,000個
特徴 国際標準に対応したメタデータの詳述
メリット 国外のマイクロクレデンシャルとの相互運用が可能
サイバー大学のマイクロクレデンシャル制カリキュラムの詳細はこちら

マイクロクレデンシャルについて

マイクロクレデンシャルとは、特定の技能や知識の習得を証明する小規模な認定資格のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 従来の学位よりも小規模かつ柔軟な認定制度
  • 特定の技能や知識に焦点を当てた証明が可能
  • オンライン学習やデジタル化に適した形式

サイバー大学のマイクロクレデンシャル制カリキュラムでは、学位プログラム全体を特定分野ごとの内容および水準に応じたモジュールに分割し、モジュール単位で修得した知識やスキルを認定している。このアプローチにより、短期間での特定分野の学習を促すことが可能となり、学習歴の可視化やキャリアへの活用が容易になる。さらに、複数分野をかけ合わせた学修者本位の自由で柔軟な履修を実現している点も特筆すべき特徴である。

サイバー大学のオープンバッジ大賞受賞に関する考察

サイバー大学がオープンバッジ大賞で大賞を受賞したことは、デジタル時代における教育の新たな可能性を示す重要な出来事だ。特に、学位プログラム全体でマイクロクレデンシャルを体系的に採用し、国際標準に準拠したメタデータを詳述している点は、教育の質保証とグローバル化を両立させる革新的なアプローチと言える。この取り組みは、従来の学位システムに縛られない柔軟な学習経路の提供と、acquired skillsの可視化による就職や転職時の適性評価の向上につながる可能性が高い。

しかし、新しい制度の導入に伴い、従来の学位との互換性や社会的認知度の確立が課題となる可能性がある。マイクロクレデンシャルの価値を雇用者や他の教育機関に広く理解してもらうためには、継続的な啓発活動と実績の積み重ねが必要だろう。また、国際的な相互運用性を謳う以上、海外の教育機関や企業との連携強化も不可欠となる。

今後は、マイクロクレデンシャルの評価基準の標準化や、他大学との単位互換制度の確立など、より広範な教育エコシステムの構築が期待される。さらに、AIやVR技術を活用した新たな学習体験の提供や、lifelong learningをサポートする仕組みの強化など、オンライン教育の可能性を更に広げる取り組みにも注目したい。サイバー大学の先駆的な取り組みが、日本の高等教育のデジタル化とグローバル化を加速させる契機となることを期待する。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「サイバー大学が国内の教育機関で初めて「オープンバッジ大賞」の「大賞」を受賞 | 株式会社サイバー大学のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000029535.html, (参照 24-09-26).

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