CTCがGX支援サービス「GXアドバイザリサービス・スタートパック」を提供開始、企業のGHG排出量可視化や削減を簡易メニューで支援

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

CTCがGXアドバイザリサービス・スタートパックを提供開始
企業のGHG排出量可視化や削減を支援
従来のオーダーメイド型サービスを定型化し簡易メニュー化

CTCがGX支援サービスの簡易メニューを提供開始

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（CTC）は2024年10月15日、企業の温室効果ガス（GHG）排出量の可視化や削減を中心としたグリーントランスフォーメーション（GX）を支援する「GXアドバイザリサービス・スタートパック」の提供を開始した。従来はオーダーメイドで設計していたGXアドバイザリサービスを定型化し、現状把握・ヒアリング・診断のみを行う簡易的なメニューを用意している。^[1]

新サービスは、GXに関する取り組みの効率化や試験的な導入を検討する企業を対象としており、最短2ヶ月でその企業の状況を診断することが可能だ。CTCが蓄積したノウハウをもとに、ヒアリングやデータ収集を通してGX推進に向けた課題を診断し、サステナビリティ業務の効率化とシステム化に対する実行計画の立案を伴走型で支援する。

サービスメニューはコーポレート部門向けと事業部門向けに分かれており、それぞれの部門に適した支援を提供する。コーポレート部門向けには、データの収集や情報開示の業務フローを整理し、課題の洗い出しを行うことで、効率的な情報開示に向けたツールの選定や機能の評価に向けた支援を実施する。

GXアドバイザリサービス・スタートパックの概要

	コーポレート部門向け	事業部門向け
主な支援内容	データ収集・情報開示の業務フロー整理	GHG排出量計算用データの収集状況診断
提供内容	情報開示ツールの選定・機能評価支援	データ取得自動化・利活用システム提案
特徴	効率的な情報開示を実現	製品別環境影響評価、設備消費電力量調査
提供期間	最短2ヶ月	最短2ヶ月

グリーントランスフォーメーション（GX）について

グリーントランスフォーメーション（GX）とは、企業や社会がカーボンニュートラルに向けて取り組む経済社会の変革を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

温室効果ガス排出量の削減を目指す
再生可能エネルギーの導入を促進
環境負荷の少ない製品・サービスの開発を推進

CTCは長年にわたり、気象データの解析・シミュレーション技術をもとに再生可能エネルギー発電事業者へのコンサルティングサービスやシステム開発を行ってきた。2022年には、GHG排出量の可視化や削減支援、再生可能エネルギーの導入や利活用支援、関連するデータ活用基盤の構築などのカーボンニュートラルに関連するサービスを体系化し、多くの企業に提供している。

参考サイト

^ CTC - 伊藤忠テクノソリューションズ. 「企業のGX支援サービスを簡易メニューで提供（2024年10月15日） | CTC - 伊藤忠テクノソリューションズ」. https://www.ctc-g.co.jp/company/release/20241015-01805.html, (参照 24-10-17).

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