インターネット

INTERNET

公開：2024-10-22

横浜市交通局が完全キャッシュレスバスの実証運行を開始、ベイサイドブルーと109系統特急で2024年11月から現金支払い不可に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 横浜市交通局が完全キャッシュレスバスを実証運行
• ベイサイドブルーと109系統特急の2路線で実施
• 2024年11月6日から現金支払い不可に

横浜市交通局、完全キャッシュレスバスの実証運行を開始

横浜市交通局は、国土交通省の実証運行に参画し、ベイサイドブルーと109系統特急の2路線で完全キャッシュレスバスの実証運行を2024年11月6日から開始すると発表した。この実証運行は2025年2月28日まで継続され、期間中は現金での運賃支払いが一切できなくなる。完全キャッシュレス化により、乗車時の利便性向上や運行効率化が期待されている。^[1]

実証運行の対象となるベイサイドブルーは横浜駅前と山下ふ頭を結ぶ路線で、109系統特急は横浜駅前と大黒ふ頭を結ぶ路線だ。両路線とも横浜市の主要な交通動脈であり、観光客や通勤・通学者など多様な利用者が見込まれる。運賃は大人220円、小児110円で、障害者等割引も適用される。

利用可能な支払い方法は、交通系ICカード、一日乗車券、クレジットカード等のタッチ決済、敬老特別乗車証、福祉特別乗車券、市営バス定期券など多岐にわたる。さらに、ベイサイドブルーでは「QRコード決済」を利用した運賃収受実証実験も同時に実施される。この取り組みにより、様々な決済手段に対応した柔軟な運賃システムの構築が目指されている。

完全キャッシュレスバスの実証運行概要

QRコード決済について

QRコード決済とは、スマートフォンなどの端末に表示されたQRコードを読み取ることで、即時に代金の支払いを行うシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• スマートフォンさえあれば利用可能で、現金やカードを持ち歩く必要がない
• 決済にかかる時間が短く、スムーズな支払いが可能
• 利用履歴や家計簿機能など、付加的なサービスも充実している

ベイサイドブルーでの実証実験では、国内外の主要なQRコード決済ブランドに対応する予定だ。PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイなどの国内ブランドに加え、WeChat Pay、Alipay+、PromptPay、JKOPAY、GLNといった海外ブランドも利用可能となる。これにより、インバウンド需要にも対応した柔軟な運賃システムの構築が期待されている。

完全キャッシュレスバスの実証運行に関する考察

完全キャッシュレスバスの導入は、公共交通機関のデジタル化を推進する上で重要な一歩となるだろう。現金取り扱いに伴う運転手の負担軽減や、乗降時間の短縮による定時運行の実現など、多くのメリットが期待される。一方で、高齢者や観光客など、キャッシュレス決済に不慣れな利用者への対応が課題となる可能性がある。

この課題に対しては、実証運行期間中に丁寧な案内や補助を行うとともに、多言語対応の決済端末の導入などが解決策として考えられる。また、QRコード決済の実証実験を同時に行うことで、より幅広い決済手段に対応できる環境が整備されつつある。今後は、他の交通機関との連携や、MaaSの導入など、さらなる利便性向上に向けた取り組みにも期待が高まる。

完全キャッシュレス化の成功は、横浜市の公共交通機関全体のデジタル化を加速させる可能性がある。バスだけでなく、市営地下鉄や市電などへの展開も視野に入れつつ、利用者の声を丁寧に拾い上げながら段階的に進めていくことが重要だ。この取り組みが、横浜市の交通インフラの高度化と、持続可能な公共交通サービスの実現につながることを期待したい。

参考サイト

1. ^ 横浜市 - トップページ. 「ベイサイドブルーと109系統特急は完全キャッシュレスに！　　　　　　　　　　　　　　　完全キャッシュレスバスの実証運行を実施します　横浜市」. https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/koutuu/2024/202410181000.html, (参照 24-10-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「インターネット」に関するコラム一覧「インターネット」に関するニュース一覧