キヤノンITSがマイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアを提供開始、メインフレームからオープン環境への移行を促進

text: XEXEQ編集部
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記事の要約

キヤノンITSがマイグレーションツールを拡充
オンライン基盤ソフトウェアの提供開始
メインフレームからオープン環境への移行を支援

キヤノンITSによるマイグレーションツールの拡充と新ソフトウェアの提供

キヤノンITソリューションズは2024年10月28日より自社開発したマイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアの提供を開始した。メインフレームのオンライン制御機能であるIBMのCICS・IMS、NECのVISⅡ、富士通のAIMを代替するプラットフォームとして、保守サポートを含むサブスクリプション形式で提供を行っている。^[1]

マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアは高額な運用コストの課題を抱えるメインフレームからの移行を促進するための製品として位置づけられている。オープンプラットフォームの活用によるコスト削減と柔軟性の確保を目指す企業のニーズに応えることが可能だ。

キヤノンITSは今回の製品提供を通じてIBM製・NEC製・富士通製のメインフレームからオープン環境へのマイグレーションを支援していく方針を示している。RAGを用いた生成AIによる生産性向上やマイグレーションの知見を持たない技術者へのスキル補完なども実施する予定である。

マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアの機能まとめ

項目	詳細
発売日	2024年10月28日
価格	75万円/月～（税別）
対応システム	IBM（CICS、IMS）、NEC（VISⅡ）、富士通（AIM）
主な特長	オンライン実行制御のエミュレート、最小限のアプリケーション修正
提供形態	保守サービスを含むサブスクリプション

マイグレーションの詳細はこちら

マイグレーションについて

マイグレーションとは、既存のシステムやデータを新しい環境に移行することを指す用語であり、以下のような特徴がある。

既存システムの機能や性能を維持しながらの移行が可能
段階的な移行によってリスクを最小化
新環境での運用コスト削減を実現

メインフレームからオープン環境へのマイグレーションでは、オンラインプログラムの多重実行制御や端末IDの管理など、現行メインフレームのシステム定義に基づく挙動をエミュレートする必要がある。キヤノンITSのマイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアは従来のインターフェースを維持しながら、この課題を解決することが可能である。

参考サイト

^ キヤノンITソリューションズ. 「メインフレームと互換性の高いシステム基盤ソフトウェアを提供開始｜ニュース｜キヤノンITソリューションズ」. https://www.canon-its.co.jp/news/detail/20241028migration.html, (参照 24-10-29).
IBM. https://www.ibm.com/jp-ja
NEC. https://jpn.nec.com/

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