セキュリティ

SECURITY

公開：2024-08-07

ソリトンシステムズのSmartOn IDがMicrosoft Entra IDに対応、PCログオン時の多要素認証がクラウド環境でも可能に

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• SmartOn IDがMicrosoft Entra IDに正式対応
• PCログオン時の多要素認証機能を提供
• クラウド・オンプレミス環境での利用が可能に

ソリトンシステムズのSmartOn ID最新版リリース

株式会社ソリトンシステムズは2024年8月5日に、PCログオンソフト「SmartOn ID」の最新バージョンをリリースした。この新版では、Microsoft Entra IDとの連携をサポートし、クラウドおよびオンプレミスの環境を問わず、より広範なユーザーにPCログイン時の強固な本人認証を提供することが可能になった。^[1]

SmartOn IDは、20年連続で国内シェアNo.1を誇るPCログオン認証システムである。Microsoft Entra IDやActive Directoryと連携し、Windowsへのログオン時に顔認証や指静脈認証、ICカード認証などを用いた多要素認証を実現する。国内の様々な法令・ガイドラインで推奨されているPCログオン時の多要素認証の導入に対し、信頼性の高い選択肢として多くの企業に採用されている。

今回のMicrosoft Entra ID対応により、クラウドシフトが進む現在の IT環境において、より柔軟な認証ソリューションの提供が可能になった。これにより、テレワークやモバイルワークへの対応も容易になり、変化の激しい IT環境に適応した高品質なセキュリティソリューションの提供を通じて、ソリトンシステムズは社会課題の解決に貢献していくとしている。

SmartOn IDの主な特徴まとめ

多要素認証について

多要素認証とは、複数の認証要素を組み合わせて本人確認を行う認証方式のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• パスワードだけでなく生体認証やICカードなど複数の要素を使用
• セキュリティレベルの向上と不正アクセスのリスク軽減が可能
• 法令やガイドラインでの推奨事項として採用が増加

多要素認証は、単一の認証方法よりも高度なセキュリティを提供する。例えば、パスワードが漏洩しても、生体認証や物理トークンなど別の要素が必要なため、不正アクセスのリスクを大幅に低減できる。SmartOn IDのような多要素認証システムは、企業や組織のセキュリティポリシーの強化に貢献し、情報漏洩やサイバー攻撃からの防御に重要な役割を果たしている。

SmartOn IDのMicrosoft Entra ID対応に関する考察

SmartOn IDがMicrosoft Entra IDに対応したことで、クラウドベースの認証基盤を採用する企業にとっても、高度なPCログオン認証が可能になった。しかし、クラウドとオンプレミスの混在環境での運用や、レガシーシステムとの互換性の問題が新たに発生する可能性がある。これらの課題に対しては、ソリトンシステムズによる継続的なサポートと機能拡張が求められるだろう。

今後、SmartOn IDには生体認証技術のさらなる進化や、AIを活用した異常検知機能の追加など、より高度なセキュリティ機能の実装が期待される。また、モバイルデバイスやIoT機器への対応拡大も、ワークスタイルの多様化に伴い重要になってくるだろう。さらに、ゼロトラストセキュリティの概念に基づいた継続的な認証機能の強化も、今後の重要な開発方向性の一つになると考えられる。

SmartOn IDの進化は、日本企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進にも大きな影響を与える可能性がある。クラウドサービスの利用拡大とセキュリティ強化の両立は、多くの企業にとって重要な課題であり、SmartOn IDのような製品の発展が、安全なデジタル環境の構築を後押しすることが期待される。今後も、法令遵守や新たな脅威への対応など、変化する要求に柔軟に応えていくことが、製品の継続的な成功につながるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国内シェアNo.1のPCログオンソフト「SmartOn ID」がMicrosoft Entra IDに正式対応 | 株式会社ソリトンシステムズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000019712.html, (参照 24-08-07).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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