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公開：2024-08-13

エクサウィザーズのexaBase生成AIが市場シェア1位、SIや教育など7分野でトップに

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• exaBase 生成AIが市場シェア1位を獲得
• SIや教育など計7分野でシェアトップ
• エクサウィザーズの生成AIサービスが好評

エクサウィザーズのexaBase 生成AIが市場シェア1位を獲得

株式会社エクサウィザーズは、法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」が2023年度の市場シェア1位となったことを2024年8月13日に発表した。デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査によると、SIサービスや教育サービスなど計7分野で首位を獲得し、AIソフトウェア開発環境「exaBase Studio」も含む法人向け生成AIソリューションサービスの市場全体でもトップとなっている。^[1]

エクサウィザーズのexaBase 生成AIは、社内データを安全に連携し自社固有の業務を効率化するRAG、シングルサインオンによるセキュリティ確保、業務削減時間の可視化機能などが評価された。これらの特徴が、特に大企業を中心とする法人ユーザーに受け入れられた結果、市場シェア1位の獲得につながったのだ。

エクサウィザーズは2023年6月にexaBase 生成AIのサービスを開始し、同年10月には生成AIサービスの専門会社Exa Enterprise AIを設立した。2024年7月現在、exaBase 生成AIは約550社、5万ユーザー以上に利用されている。また、2023年11月に正式提供を開始したexaBase Studioは、2024年5月にデータ連携サービスのRAGを最適化するサービスを発表するなど、継続的な機能拡張を行っている。

exaBase 生成AIの市場シェアまとめ

RAGについて

RAGとは、Retrieval-Augmented Generationの略称で、情報検索と生成AIを組み合わせた技術のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 外部データソースから関連情報を取得し、生成AIの出力を強化
• 企業固有の知識や最新情報を生成AIに反映可能
• 生成AIの回答の正確性と関連性を向上

exaBase 生成AIでは、RAGを活用することで社内データを安全に連携し、自社固有の業務を効率化している。これにより、一般的な生成AIでは難しい企業特有の情報や最新のデータを取り込んだ回答が可能となり、より実用的で精度の高い生成AIサービスを提供することができる。RAGの導入は、エクサウィザーズが市場シェア1位を獲得した要因の一つとなっている。

exaBase 生成AIの市場シェア1位獲得に関する考察

エクサウィザーズのexaBase 生成AIが市場シェア1位を獲得したことは、企業の生成AI導入ニーズの高まりを如実に示している。特に、RAGやシングルサインオン、業務削減時間の可視化機能など、企業のセキュリティや効率化に直結する機能が高く評価された点が注目に値する。今後は、他社も同様の機能を強化し、競争が激化する可能性が高いだろう。

一方で、急速な普及に伴い、データセキュリティやAIの判断の透明性に関する懸念も増大する可能性がある。これらの課題に対しては、より堅牢なセキュリティ対策の実装や、AIの判断プロセスを説明可能にする技術（Explainable AI）の導入が解決策となり得る。また、業界標準やガイドラインの策定も重要となってくるだろう。

今後、exaBase 生成AIには、さらなる機能拡張や業種別のカスタマイズ、他のAIツールとの連携強化などが期待される。特に、自然言語処理の精度向上や、より複雑なタスクへの対応能力の強化が求められるだろう。また、中小企業向けのソリューションの開発や、グローバル展開なども、成長戦略として考えられる。エクサウィザーズが、これらの課題にどう対応し、市場リーダーとしての地位を維持していくかが注目される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「exaBase 生成AI」が「法⼈向け⽣成AI導⼊ソリューションサービス市場動向 2024年度版」において市場シェア1位を獲得 | 株式会社エクサウィザーズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000277.000030192.html, (参照 24-08-14).

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