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公開：2024-09-04

パソナ日本総務部が守口市立守口小学校でSTEAM教育事業を開始、教育版マインクラフトを活用した授業を展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 守口市立守口小学校でSTEAM教育事業を実施
• 教育版マインクラフトを活用した授業を展開
• SDGs発信拠点としての地域貢献を目指す

パソナ日本総務部が守口市立守口小学校でSTEAM教育事業を開始

株式会社パソナ日本総務部は、守口市教育委員会より令和6年度「守口市立守口小学校のSTEAM教育事業」を受託し、2024年10月23日より教育版マインクラフトを活用した出前授業を実施する。同社は2020年にSDGs学習講座やロボットプログラミング教室を開催する「TOMO～NI」をオープンし、STEAM教育の探究学習プログラムを提供してきた実績がある。^[1]

今回の出前授業では、人気ゲーム「マインクラフト」を教育用に改良した「教育版マインクラフト」を活用する。生徒たちはプログラミングや数学、歴史、科学など様々な学習分野に取り組むほか、想像力を活かした学びやチームワーク、問題解決能力を身につけることができる。パソナ日本総務部は本事業を通して、子どもたちの好奇心や探究心を引き出すとともに、地域のSDGs発信拠点として貢献することを目指している。

授業は2024年10月23日から2025年3月31日までの期間で実施され、守口市立守口小学校の4年生と5年生、計189名を対象としている。4年生は福祉概念を取り入れたバリアフリーな施設の設計・建築を、5年生は農業、工業などの分野を取り入れた内容を学ぶ。基本的な教育版マインクラフトの操作、建築、プログラミングを共通テーマとしつつ、学年ごとに異なるテーマで授業が展開される。

STEAM教育事業の概要

STEAM教育について

STEAM教育とは、科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、芸術・リベラルアーツ（Arts）、数学（Mathematics）の5つの領域を対象とした教育理念のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数の学問分野を統合的に学ぶ
• 創造性と問題解決能力の育成を重視
• 実践的な学習を通じて知識を応用する

パソナ日本総務部が実施するSTEAM教育事業では、教育版マインクラフトを活用することで、これらの要素を効果的に取り入れている。生徒たちは仮想空間内でプログラミングや建築を行いながら、数学や科学の原理を学び、同時に芸術的な創造性も発揮できる。また、バリアフリー施設の設計や農業・工業の学習を通じて、実社会の課題に取り組む機会も提供されている。

教育版マインクラフトを活用したSTEAM教育に関する考察

教育版マインクラフトを活用したSTEAM教育の良い点は、生徒たちが楽しみながら複合的な学びを得られることだ。ゲーム感覚で取り組めるため、学習への抵抗感が低く、自然と問題解決能力や創造性を養うことができる。また、バリアフリー施設の設計や農業・工業の学習を通じて、実社会の課題に触れることで、SDGsへの理解も深まるだろう。

一方で、今後起こりうる問題としては、デジタルデバイドの拡大や、ゲーム依存の懸念が挙げられる。全ての生徒が同じレベルでデジタルツールを扱えるわけではないため、学力格差につながる可能性がある。これらの問題に対しては、個々の生徒のスキルレベルに応じた補助的な指導や、適切な使用時間の設定などの対策が必要になるだろう。

今後、教育版マインクラフトを活用したSTEAM教育がさらに発展するためには、地域社会や企業との連携を強化し、より実践的な課題解決型学習を取り入れることが期待される。また、AIやVR技術の導入により、より高度なシミュレーションや遠隔地との協働学習が可能になるかもしれない。このような取り組みを通じて、未来を担う子どもたちの総合的な問題解決能力と創造性が一層育成されることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「パソナ日本総務部 守口市立守口小学校のSTEAM教育事業を受託「教育版マインクラフト」を活用したSTEAM授業を10月23日より実施 | 株式会社パソナグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001802.000016751.html, (参照 24-09-04).

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