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公開：2024-09-11

ClarisがFileMaker技術者試験を開始、ピアソンVUEで提供しCredlyデジタルバッジを発行

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ClarisがFileMaker技術者試験をピアソンVUEで提供開始
• Expert Developer試験が9月10日から受験可能に
• 合格者にはCredlyデジタルバッジが発行される

Claris技術者試験の提供開始とその特徴

Claris International Inc.は2024年9月10日、ローコード開発プラットフォームClaris FileMakerの技術力を証明する日本独自の試験「Claris技術者試験」の提供を開始した。ピアソンVUEのCBTサービスを利用し、Claris FileMaker技術者試験 Expert Developer (CFED-3)の受験が可能になっている。今後さらに複数の試験が追加される予定だ。^[1]

Claris技術者試験は、Claris日本チームが監修し、ピアソンVUEが配信する日本独自の試験となっている。この試験により、Claris技術者は自身のClaris プラットフォームに関する技術や知識を明確な基準で示すことが可能になった。受験方法はピアソンVUEテストセンターでの会場受験またはOnVUEオンライン監督試験を利用したオンライン受験から選択できる。

Claris技術者試験は、技術者の役割とスキルレベルに応じて複数の種類が提供される予定だ。現在提供開始されたExpert Developer試験に加え、Basic Developer、Advanced Developer、System Admin試験などが順次リリースされる計画が発表されている。また、合格者にはCredlyデジタルバッジが発行され、ソーシャルメディアでの共有や履歴書への添付など、自身の能力を証明するツールとして活用できる。

Claris技術者試験の種類と概要

Claris技術者試験の詳細はこちら

Credlyデジタルバッジについて

Credlyデジタルバッジとは、Pearson PLCが提供するデジタル資格情報の発行および管理ソリューションで、資格や検定合格を証明するデジタルツールのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ソーシャルメディアでの共有が可能
• 履歴書への添付や勤務先への提示に活用できる
• デジタルで管理されるため、偽造が困難

Claris技術者試験の合格者に発行されるCredlyデジタルバッジは、Claris FileMakerに関する技術力を公式に証明するものとなる。このバッジを活用することで、Claris技術者は自身のスキルを効果的にアピールし、キャリア向上や新たな業務機会の獲得につなげることができるだろう。Credlyプラットフォームを通じて、バッジの真正性を簡単に確認することも可能だ。

Claris技術者試験の提供に関する考察

Claris技術者試験の提供開始は、日本のFileMaker開発者コミュニティにとって大きな意義を持つ。この試験により、開発者のスキルレベルが明確化され、クライアントや雇用主がより適切な人材を選定できるようになるだろう。また、開発者自身にとっても、自己のスキルを客観的に評価し、キャリアパスを明確にする良い機会となる可能性が高い。

しかし、試験の難易度設定や内容の更新頻度が課題となる可能性もある。FileMakerの機能は頻繁に更新されるため、試験内容が実際の開発現場の要求に追いつかなくなる恐れがある。この課題に対しては、定期的な試験内容の見直しと、実務に即した問題設計が解決策として考えられる。さらに、オンライン学習リソースの提供や、試験対策セミナーの開催など、受験者の学習をサポートする取り組みも重要になるだろう。

今後、Claris技術者試験がFileMaker開発者の技術力向上と業界全体の底上げにつながることが期待される。また、この試験制度を通じて、FileMakerの認知度が高まり、ローコード開発プラットフォームとしての地位が強化されることも考えられる。Clarisには、継続的な試験制度の改善と、開発者コミュニティとの密接な連携を通じて、FileMakerエコシステムの更なる発展を促進することが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Claris が日本独自の技術者試験をピアソン VUE で提供開始 | Claris International Inc. のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000053419.html, (参照 24-09-11).

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