Google検索コマンド(検索演算子)の「loc:」とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

Google検索コマンド(検索演算子)の「loc:」とは

「loc:」はGoogleの検索コマンド(検索演算子)の一つであり、特定の国や地域に関連するウェブページを検索することができます。例えば、「loc:jp」と検索すると、日本に関連するウェブページのみが検索結果として表示されるのです。

「loc:」コマンドを使用することで、国や地域を指定した検索が可能となり、より関連性の高い検索結果を得ることができます。このコマンドは海外の情報を調べたい場合や、特定の国や地域に特化した情報を探したい場合に非常に便利な機能だと言えるでしょう。

ただし、「loc:」コマンドを使用する際は正しい国コードを指定する必要があります。例えば、アメリカの場合は「loc:us」、イギリスの場合は「loc:uk」といった具合に、各国に割り当てられた国コードを使用しなければなりません。

また、「loc:」コマンドは他の検索コマンドと組み合わせて使用することも可能です。例えば、「loc:us」と「intitle:」を組み合わせて、「loc:us intitle:president」と検索すれば、アメリカに関連し、タイトルに「president」を含むウェブページのみを検索することができるのです。

このように、「loc:」コマンドは国や地域を指定した検索を可能にする便利な機能ですが、正しい国コードの使用や他の検索コマンドとの組み合わせ方など、いくつかの注意点があることを理解しておく必要があります。「loc:」コマンドを上手く活用することで、より効率的で精度の高い検索が可能になるでしょう。

「loc:」コマンドを使用した国や地域の指定方法

「loc:」のGoogle検索コマンド(検索演算子)に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

国コードの種類と使用方法
「loc:」コマンドと他の検索コマンドの組み合わせ
「loc:」コマンドを使用する際の注意点

国コードの種類と使用方法

「loc:」コマンドを使用する際は検索したい国や地域に対応する国コードを指定する必要があります。国コードにはISO 3166-1 alpha-2という国際標準規格が定められており、各国に2文字の英字コードが割り当てられています。

例えば、日本の国コードは「jp」、アメリカは「us」、イギリスは「uk」といった具合です。これらの国コードを「loc:」コマンドの後に続けて記述することで、指定した国や地域に関連するウェブページを検索することができます。

ただし、国コードは英字の小文字で記述する必要があり、大文字で記述してしまうと正しく検索できない場合があります。また、国コードの前後にスペースを入れてしまうと、正しく認識されないこともあるので注意が必要です。

「loc:」コマンドと他の検索コマンドの組み合わせ

「loc:」コマンドは他のGoogle検索コマンドと組み合わせて使用することで、より詳細な検索が可能になります。例えば、「intitle:」コマンドと組み合わせて、「loc:jp intitle:観光」と検索すれば、日本に関連し、タイトルに「観光」という単語を含むウェブページのみを検索することができます。

また、「intext:」コマンドと組み合わせて、「loc:us intext:president」と検索すれば、アメリカに関連し、本文中に「president」という単語を含むウェブページを検索できます。このように、「loc:」コマンドと他の検索コマンドを組み合わせることで、国や地域を指定しつつ、キーワードや単語の出現位置なども限定した検索が可能になるのです。

ただし、複数の検索コマンドを組み合わせる際はそれぞれのコマンドの意味や使用方法を正しく理解していることが重要です。誤ったコマンドの使用や、コマンド同士の組み合わせ方を間違えてしまうと、意図しない検索結果になってしまう可能性があります。

「loc:」コマンドを使用する際の注意点

「loc:」コマンドは便利な機能ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。まず、国コードの指定を間違えてしまうと、意図しない国や地域の検索結果が表示されてしまう可能性があります。特に、国コードが似ている国同士の場合は入力ミスに注意が必要です。

また、「loc:」コマンドで指定した国や地域に関連するウェブページがそもそも少ない場合は十分な検索結果が得られないこともあります。例えば、「loc:va」とバチカン市国を指定して検索しても、関連するウェブページ自体が少ないため、あまり有用な検索結果は得られないかもしれません。

さらに、「loc:」コマンドはGoogleのデータセンターが認識している国や地域の情報に基づいて検索結果を表示するため、実際のウェブページの内容とは異なる場合があります。つまり、「loc:」コマンドで指定した国や地域に関連していても、検索結果に表示されないウェブページが存在する可能性があるのです。

「loc:」コマンドを活用した効率的な情報収集

「loc:」のGoogle検索コマンド(検索演算子)に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

「loc:」コマンドを使った海外情報の検索
「loc:」コマンドを使った地域限定の検索
「loc:」コマンドを使った言語の切り替え

「loc:」コマンドを使った海外情報の検索

「loc:」コマンドは海外の情報を検索する際に非常に便利です。例えば、アメリカの経済ニュースを調べたい場合、「loc:us economy news」と検索することで、アメリカに関連する経済ニュースのみを効率的に収集することができます。

また、「loc:」コマンドを使えば、日本語のウェブページではあまり見つからないような、現地の生の情報を入手することも可能です。例えば、「loc:fr intitle:grève」と検索すれば、フランスのストライキに関する現地の情報を直接収集できるでしょう。

ただし、海外の情報を検索する際は言語の壁があることを考慮する必要があります。「loc:」コマンドで国や地域を指定しても、検索結果に表示されるウェブページがその国の言語で書かれていれば、内容を理解することが難しいかもしれません。

「loc:」コマンドを使った地域限定の検索

「loc:」コマンドは特定の地域に限定した情報収集にも活用できます。例えば、東京都内のイタリアンレストランを探したい場合、「loc:jp tokyo italian restaurant」と検索することで、東京都内のイタリアンレストランに関する情報のみを効率的に収集できます。

また、「loc:」コマンドを使えば、地方都市や小さな町の情報も検索しやすくなります。例えば、「loc:jp 鳥取観光」と検索すれば、鳥取県の観光情報を集中的に調べることができるでしょう。

ただし、地域を限定しすぎてしまうと、関連する情報が少なくなってしまう可能性があります。地域を指定する際は検索目的に応じて適切な範囲を設定することが重要です。

「loc:」コマンドを使った言語の切り替え

「loc:」コマンドを使うと、検索結果の言語を切り替えることもできます。例えば、「loc:jp」と検索すれば、日本のウェブページが優先的に表示されますが、「loc:us」と検索すれば、英語のウェブページが中心になります。

この機能を活用すれば、同じキーワードでも異なる言語の情報を比較することができます。例えば、「loc:jp pokemon」と「loc:us pokemon」を検索し、それぞれの検索結果を見比べれば、日本と海外でのポケモンの人気の違いを知ることができるかもしれません。

ただし、「loc:」コマンドによる言語の切り替えはあくまでも検索結果の表示順序を変えているだけであり、完全に言語を限定しているわけではありません。そのため、指定した言語以外のウェブページが検索結果に含まれる場合もあります。

「loc:」コマンドの使用例と応用テクニック

「loc:」のGoogle検索コマンド(検索演算子)に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

「loc:」コマンドと他の検索コマンドを組み合わせた使用例
「loc:」コマンドを使った比較検索のテクニック
「loc:」コマンドを使った関連情報の掘り下げ方

「loc:」コマンドと他の検索コマンドを組み合わせた使用例

「loc:」コマンドは他の検索コマンドと組み合わせることで、より細かな条件で検索することができます。例えば、「loc:uk intitle:brexit filetype:pdf」と検索すれば、イギリスに関連し、タイトルに「brexit」を含むPDFファイルのみを検索することができます。

また、「loc:us inurl:gov」と検索すれば、アメリカの政府関連サイトのみを検索することも可能です。このように、「loc:」コマンドと他の検索コマンドを組み合わせることで、国や地域を指定しつつ、ファイル形式やURLの条件も加えた、より精度の高い検索が行えるのです。

「loc:」コマンドを使った比較検索のテクニック

「loc:」コマンドを使えば、異なる国や地域の情報を比較検索することができます。例えば、「loc:jp コロナウイルス」と「loc:us coronavirus」を検索し、それぞれの検索結果を見比べれば、日本とアメリカでのコロナウイルスに関する情報の違いを知ることができるでしょう。

また、「loc:cn 経済」と「loc:us economy」を検索し、検索結果を比較すれば、中国とアメリカの経済に関する情報の違いを探ることも可能です。このように、「loc:」コマンドを使った比較検索は国や地域による情報の差異を明らかにするのに役立ちます。

ただし、比較検索を行う際は言語の違いによる影響を考慮する必要があります。国や地域が異なれば、使用される言語も異なる可能性が高いため、単純に検索結果を比較するだけでは正確な情報の違いを把握できないかもしれません。

「loc:」コマンドを使った関連情報の掘り下げ方

「loc:」コマンドを使って検索した後は関連する情報を掘り下げていくことで、より深い理解を得ることができます。例えば、「loc:fr paris」と検索してパリに関する情報を得た後、「loc:fr paris history」や「loc:fr paris culture」などと検索すれば、パリの歴史や文化についてより詳しく知ることができるでしょう。

また、「loc:」コマンドで得た検索結果から、重要なキーワードを見つけ出し、それをもとに新たな検索を行うこともお勧めです。例えば、「loc:jp 富士山」と検索した際に、「信仰の対象」というキーワードが見つかったら、「loc:jp 富士山信仰」と検索することで、富士山の信仰に関する情報を深く掘り下げることができます。

ただし、関連情報を掘り下げる際は検索結果の信頼性や適切性を確認することが重要です。「loc:」コマンドを使っても、信頼できない情報源や、関連性の低いウェブページが検索結果に含まれる可能性があるからです。情報の正確性を判断するために、複数の情報源を比較し、客観的な視点を持つことが求められます。