UARTとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

UARTとは

UARTはUniversal Asynchronous Receiver/Transmitterの略称で、コンピュータのハードウェアの一部です。シリアル通信を実現するための重要な役割を担っています。

UARTは、パラレル通信とは異なり、データを1ビットずつ順番に送受信する方式のシリアル通信を行います。この方式では、送信側と受信側の同期を取る必要がないため、比較的簡単な回路で通信を実現できます。

UARTの主な機能は、パラレルデータをシリアルデータに変換して送信したり、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換したりすることです。また、データの送受信速度や、データビット数、パリティビット、ストップビットなどの通信パラメータを設定することができます。

UARTは、マイクロコントローラやコンピュータ内部での通信だけでなく、モデムや組み込み機器との通信にも広く使用されています。RS-232Cや、TTLレベルのUARTなどが代表的な規格として知られており、多くの機器で採用されています。

UARTを使用する際は、通信速度やデータフォーマットを送信側と受信側で合わせる必要があります。また、通信距離が長くなると、ノイズの影響を受けやすくなるため、適切なシールドや終端処理が必要となる場合があります。

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