WildFlyとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

WildFlyとは

WildFlyは、Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)の仕様を実装したオープンソースのアプリケーションサーバーです。JBoss Application Server 7をベースに開発されており、Javaを使用した企業向けアプリケーションを動作させるためのプラットフォームを提供しています。

WildFlyは、Java EEの各種仕様に対応しており、EJB(Enterprise JavaBeans)、JPA(Java Persistence API)、JMS(Java Message Service)、JAX-RS(Java API for RESTful Web Services)などを利用してアプリケーションを開発できます。また、Javaの最新バージョンにも対応しているため、モダンなJavaアプリケーションの開発が可能となっています。

WildFlyの特徴として、高速な起動時間や省メモリ性能が挙げられます。アプリケーションサーバーとしての基本的な機能に加え、クラスタリングやフェイルオーバーにも対応しているため、高い可用性が求められるシステムにも適しているでしょう。

また、WildFlyはオープンソースプロジェクトとして開発が進められており、Red Hatが商用サポートを提供するJBoss Enterprise Application Platformの基盤としても利用されています。コミュニティによる活発な開発と、企業レベルのサポートを受けられる点も大きな特長です。

Javaによる企業向けアプリケーション開発においては、WildFlyは有力な選択肢の一つといえるでしょう。Java EEの仕様に準拠し、オープンソースでありながら商用サポートもあるWildFlyは、開発から運用まで幅広いニーズに応えることができるアプリケーションサーバーです。