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公開：2024-09-24

唐津南高校と唐津Farm&Food、廃プラスチックを活用したフラワーポットプロジェクトで環境教育を実施、地域住民の環境意識向上に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 唐津南高校と唐津Farm&Foodがフラワーポットプロジェクトを開催
• 廃プラスチックを活用したアップサイクルフラワーポットを制作
• 環境教育を通じて地域住民の環境意識向上を目指す

唐津南高校と唐津Farm&Foodが環境保護とアップサイクルを学ぶイベントを開催

唐津南高等学校の虹の松原プロジェクトチームと唐津Farm&Food（Precious Plastic Karatsu）が、2024年9月21日に東唐津公民館で「森川海人っ体験スクール フラワーポットプロジェクト」を共催した。このイベントは廃プラスチックを活用したアップサイクルフラワーポットの制作と環境教育を通じて地域住民の環境意識を高めることを目的としている。約73名の子供や保護者、地域住民が参加し、環境保護とリサイクルの重要性を学んだ。^[1]

イベントでは唐津南高校の生徒が生物多様性や循環型社会、ESD（Education for Sustainable Development）について発表を行った。全国大会に九州代表として出場する生徒たちも参加し、プロジェクトについて説明した。さらにEPO九州とESD活動支援センターから2025年4月に施行される「生物多様性増進活動促進法」に関連する講話が行われ、地域の生物多様性保全活動について参加者の理解を深めた。

ワークショップでは廃プラスチックを使ったフラワーポットに多肉植物を植える活動を行い、参加者全員が持続可能な循環型社会の意識を高めた。また、パタゴニア日本支社の協力により、対馬の海洋プラスチック100％をリサイクルして作られたフリスビーの開発に関する講話も実施された。イベントを通じて北西九州地域の新たなコミュニティと連携が生まれ、環境問題解決に向けた地域間協力が進展している。

フラワーポットプロジェクトの概要

フラワーポットプロジェクトの詳細はこちら

ESD（Education for Sustainable Development）について

ESDとは「持続可能な開発のための教育」を意味し、環境、経済、社会の面から持続可能な社会の創り手を育成する教育アプローチである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 地球規模の課題と身近な課題を結びつけて考える力を養う
• 批判的思考力、システム思考、協働的問題解決力などの育成を重視
• 子どもから大人まで、生涯にわたって行われる教育活動

唐津南高等学校の虹の松原プロジェクトチームによる発表では、ESDの観点から生物多様性や循環型社会について説明が行われた。このアプローチは、フラワーポットプロジェクトを通じて参加者に環境問題と持続可能性について考える機会を提供し、地域全体の環境意識向上に貢献している。

フラワーポットプロジェクトに関する考察

フラワーポットプロジェクトは環境教育と実践的なアップサイクル活動を融合させた点が優れている。参加者が実際に廃プラスチックを再利用してフラワーポットを作ることで、資源の有効活用と環境保護の重要性を体感的に学ぶことができた。また、高校生が主体となって環境問題について発表を行ったことで、若い世代の環境意識向上と地域社会への貢献意識を育む効果があったと考えられる。

今後の課題として、このようなイベントの継続性と規模の拡大が挙げられる。単発のイベントで終わらせるのではなく、定期的な開催や他の地域への展開を検討することで、より広範囲に環境保護の意識を浸透させることができるだろう。また、参加者の年齢層を広げ、多世代交流の場としても機能させることで、地域全体で環境問題に取り組む機運を高めることができる。

今後の展望として、オンラインプラットフォームを活用した情報共有や、他地域との連携強化が期待される。北西九州地域全体で環境問題に取り組むためには、このようなプロジェクトの成果や知見を広く共有し、地域間で協力して活動を展開していくことが重要だ。また、企業や行政との連携をさらに強化し、より大規模な環境保護活動につなげていくことで、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが加速するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「唐津南高等学校 虹の松原プロジェクトチーム × 唐津Farm&Food「森川海人っ体験スクール フラワーポットプロジェクト」のご報告 | 特定非営利活動法人唐津Farm&Foodのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000142434.html, (参照 24-09-24).

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