NECがCEATEC 2024に顔・虹彩マルチモーダル生体認証システムを出展、高精度かつ高利便性の入退管理を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

NECがCEATEC 2024に顔・虹彩認証システムを出展
Bio-IDiom KAOATOと連携した高精度な認証を実現
多人数認証や健康管理促進システムも展示予定

NECが顔・虹彩マルチモーダル生体認証システムをCEATEC 2024に出展

NECは2024年10月15日から18日まで幕張メッセで開催されるCEATEC 2024において、生体認証入退管理ソフトウェア「Bio-IDiom KAOATO」と連携した顔・虹彩マルチモーダル生体認証システムを出展すると発表した。このシステムは世界No.1の認証精度を誇るNECの顔認証技術と虹彩認証技術を組み合わせ、高精度かつ高利便性を実現している。^[1]

Bio-IDiom KAOATOは従来顔認証のみに対応していたが、今回の連携により顔・虹彩マルチモーダル生体認証も可能となる。これにより、顔画像付きでの入退記録管理や入退情報の管理者へのメール通知など、既存の機能を拡張して利用できるようになった。既存ユーザーや現在の入退管理に課題を抱えるユーザーにとって即時導入可能な解決策となる。

CEATEC 2024では、Bio-IDiom Multimodal DeviceとNEC 顔認証エッジデバイスがBio-IDiom KAOATOと連携したデモを展示するほか、立ち止まることなく多人数を認証するシステムや顔画像からバイタル状態を推定して健康管理を促進するシステムなども紹介される。セキュリティレベルに応じた生体認証と最新の映像分析技術を体験できる機会となるだろう。

NECの顔・虹彩マルチモーダル生体認証システムの特徴

	Bio-IDiom KAOATO	Bio-IDiom Multimodal Device	NEC 顔認証エッジデバイス
主な機能	生体認証入退管理	顔・虹彩マルチモーダル認証	顔認証処理
特徴	パッケージソフトウェア	高精度・高利便性	エッジでの処理
新機能	顔・虹彩認証対応	世界No.1の認証精度	KAOATOとの連携

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マルチモーダル生体認証について

マルチモーダル生体認証とは、複数の生体情報を組み合わせて個人を識別する認証方式のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

単一の生体情報よりも高い認証精度を実現
なりすましなどのセキュリティリスクを低減
複数の認証方式を組み合わせることで利便性も向上

NECの顔・虹彩マルチモーダル生体認証システムは、世界トップクラスの顔認証技術と虹彩認証技術を組み合わせることで、高い精度と利便性を両立している。この技術により、企業や施設のセキュリティ強化だけでなく、スムーズな入退管理や多人数の同時認証など、さまざまな用途での活用が期待される。

NECの生体認証システムに関する考察

NECの顔・虹彩マルチモーダル生体認証システムは、高精度な認証と利便性の両立を実現している点が評価できる。特に、既存のBio-IDiom KAOATOとの連携により、導入済みのユーザーでも容易にアップグレードできる点は、企業のセキュリティ強化を促進する可能性がある。一方で、生体情報の取り扱いにおけるプライバシー保護やデータセキュリティについては、今後より一層の注意が必要となるだろう。

将来的には、AIによる異常検知機能の統合や、他のIoTデバイスとの連携による総合的なセキュリティソリューションへの発展が期待される。例えば、入退室管理だけでなく、オフィス内の動線分析や業務効率化にも活用できる可能性がある。また、パンデミック対策として、非接触での認証に加え、体温測定やマスク着用確認などの機能を統合することで、より包括的な入退管理システムへと進化する可能性もあるだろう。

NECには、技術革新を続けながらも、ユーザーの使いやすさやプライバシーへの配慮を忘れずに開発を進めてほしい。特に、生体認証技術の民生利用が拡大する中で、倫理的な観点からの議論や、国際的な規制への対応も重要になってくるだろう。NECがこれらの課題に積極的に取り組み、安全で信頼性の高い生体認証システムの普及に貢献することを期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「NEC、即導入可能な顔・虹彩マルチモーダル生体認証によるレベル別のセキュリティを実現する入退管理サービスほかをCEATEC 2024に出展 | 日本電気株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000707.000078149.html, (参照 24-10-01).
NEC. https://jpn.nec.com/

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