Formlabsが新製品Form 4Lを発表、3Dプリント技術の革新と生産効率の向上を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

Formlabsが新製品Form 4Lを発表
世界最速の大容量SLA光造形3Dプリンタ
SLSとSLA光造形プラットフォームをオープン化

Formlabsが新製品Form 4Lを発表、3Dプリント技術の革新へ

Formlabs Inc.は2024年10月15日、新製品となる大容量の超高速SLA光造形3DプリンタForm 4LおよびForm 4BLを発表した。同社は誰もが簡単にものづくりに参加できる世界の実現を目指しており、今回の新製品発表はその方針に沿ったものとなっている。Form 4LはForm 4の約5倍の造形サイズを実現し、大型パーツの造形や小型パーツのボリューム生産が可能になった。^[1]

Form 4Lの特徴として、最大80mm/時の超高速造形スピードが挙げられる。これにより、大型モデルのプリントも6時間以内に完成させることが可能だ。また、新しいカートリッジ設計によってプラスチック廃棄物を63%削減し、より高速なレジン供給を実現している。さらに、23種類以上の業界屈指の高機能材料に対応しており、耐久性、剛性、生体適合性、難燃性など、用途に特化した特性を持つ材料を使用できる。

Formlabsは同時に、SLSとSLA光造形プラットフォームのオープン化も発表した。これにより、ユーザーは3Dプリント工程に対してより高い制御力や柔軟性を得られるようになる。Developer Platformの導入により、ユーザーは工業品質の優れた3Dプリンタであらゆる材料を使用できるようになり、材料選定における自由度と柔軟性が高まることが期待される。

Form 4Lの主要機能と特徴まとめ

	造形サイズ	造形速度	廃棄物削減	対応材料
特徴	Form 4の約5倍	最大80mm/時	63%削減	23種類以上
メリット	大型パーツ造形可能	6時間以内に完成	環境負荷低減	用途特化型特性
応用分野	プロトタイピング	量産	サステナビリティ	多様な産業用途

SLA光造形技術について

SLA光造形技術とは、光硬化性樹脂を紫外線レーザーで硬化させて立体物を作成する3Dプリント技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

高精度な造形が可能
滑らかな表面仕上げが実現できる
複雑な形状や細部の表現に優れている

Form 4LはSLA光造形技術を採用しており、Formlabsの次世代プリントエンジンLow Force Display（LFD）を基盤としている。この技術により、Form 4Lは他のSLA光造形3Dプリンタと比べて99%ものプリント成功率を誇る唯一無二の安定性を実現している。さらに、大容量の造形サイズと組み合わせることで、大型パーツの造形や小型パーツのボリューム生産が可能になり、より幅広い用途での活用が期待される。

参考サイト

^ PR TIMES. 「Formlabsはこの度、新製品となる大容量の超高速SLA光造形プリンタForm 4LとDeveloper Platformを発表します。 | Formlabs株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000079262.html, (参照 24-10-18).

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