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Formlabsが新素材Nylon 12 White Powderを発表、SLS 3Dプリンティングの可能性が大幅に拡大

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

Formlabsが新素材Nylon 12 White Powderを発表、SLS 3Dプリンティングの可能性が大幅に拡大

PR TIMES より


記事の要約

  • Formlabsが新素材「Nylon 12 White Powder」を発表
  • SLS用パウダーで鮮やかな白色部品の製作が可能に
  • 着色可能で医療器具などにも適用可能

Formlabsの新素材「Nylon 12 White Powder」が3Dプリンティングに革新をもたらす

株式会社システムクリエイトは2024年10月15日にFormlabs社の新素材「Nylon 12 White Powder」の発表を行った。この新しいSLS用パウダーは「Fuse 1+ 30W」プリンターで使用可能で高精度かつ耐久性のある白色部品の製作に最適である。鮮やかな白色仕上げと着色可能な特性を持ち合わせており様々な用途に適用できる。[1]

「Nylon 12 White Powder」の主な特徴として高い寸法精度で細部まで再現可能な点が挙げられる。これにより実製品の部品としても使用でき生体適合性があるため医療器具やモデルの製作にも適している。また着色が可能であることから色鮮やかな実製品部品の製作にも活用できるため製品開発の幅が大きく広がる。

この新素材は窒素のような不活性ガス環境での造形が最適とされており安定した白色を保つことができる。システムクリエイトは3Dプリンターや3Dスキャナーなどの3Dツール導入支援から販売サポートまで幅広くサービスを提供しており本製品の導入支援も行っていく予定だ。

Nylon 12 White Powderの特徴まとめ

特徴 詳細
鮮やかな白色
着色 可能
耐久性 高い
精度 高い寸法精度
適用範囲 実製品部品、医療器具、モデル
生体適合性 あり
最適造形環境 不活性ガス環境

SLSについて

SLSとは「Selective Laser Sintering」の略称で選択的レーザー焼結法と呼ばれる3Dプリンティング技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 粉末状の材料を層状に敷き詰めレーザーで焼結させる
  • 複雑な形状や中空構造の造形が可能
  • 後処理が比較的少なく高強度な造形物が得られる

SLS技術は工業用途から医療分野まで幅広く活用されており高い精度と耐久性が求められる部品製作に適している。Formlabsの新素材「Nylon 12 White Powder」はこのSLS技術に最適化されており鮮やかな白色と着色可能な特性を持つことで製品開発の可能性をさらに広げることが期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「10/15 Formlabsより「Nylon 12 White Powder」が新登場 – 待望の白色パウダーで着色も可能に | 株式会社システムクリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000140772.html, (参照 24-10-18).

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