ハードウェア

HARDWARE

公開：2024-10-18

ソニーがカメラ向け新アクセサリーBC-ZD1とDC-C1を発表、バッテリー管理と長時間撮影をサポート

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ソニーがカメラ向けアクセサリー2製品を発表
• BC-ZD1は2個のバッテリーを同時充電可能
• DC-C1はカメラ本体に直接給電が可能

ソニーがカメラ向け新アクセサリーBC-ZD1とDC-C1を発表

ソニーは、デジタルカメラαやCinema Lineなどの製品向けアクセサリーとして、2個のバッテリーを同時に充電するバッテリーチャージャー「BC-ZD1」と、外部電源からカメラ本体に直接給電するDCカプラー「DC-C1」を11月15日に発売すると発表した。価格はBC-ZD1が18,150円、DC-C1が19,250円となっている。^[1]

BC-ZD1は、高容量バッテリーNP-FZ100を2個同時に約155分で急速充電することが可能だ。USB経由でのカメラ本体内充電と比較して、充電時間を約40%短縮できる点が特徴となっている。また、バッテリーの充電状況を5段階で知らせるランプを搭載しており、ユーザーは充電の進行状況を容易に確認することができる。

一方、DC-C1はNP-FZ100またはNP-FW50に対応したカメラ本体に外部電源から直接給電することができる。USB PD 65W以上対応のACアダプターなどの外部電源と5A対応のUSBケーブルを用いることで、長時間の撮影や配信において安定した電源供給を実現する。これにより、バッテリー交換の手間を省き、連続した作業が可能となる。

ソニーの新カメラアクセサリーBC-ZD1とDC-C1の特徴まとめ

USB Power Delivery（PD）について

USB Power Delivery（PD）とは、USBの規格の一つで、デバイス間で大電力の供給を可能にする技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 最大100Wまでの電力供給が可能
• 双方向の電力供給に対応
• デバイス間で最適な電圧・電流を自動調整

BC-ZD1はUSB PD対応の外部電源を使用することで、高速な充電を実現している。出力30W以上のUSB PD対応電源と3A以上に対応したUSBケーブルを使用することで、2個のバッテリーを同時に約155分で充電することが可能だ。この技術により、従来のUSB充電と比較して大幅な充電時間の短縮が実現されている。

ソニーのカメラアクセサリー新製品に関する考察

ソニーが発表したBC-ZD1とDC-C1は、プロフェッショナルやアマチュア写真家の撮影ワークフローを大きく改善する可能性がある。特にBC-ZD1の2個同時急速充電機能は、撮影中のバッテリー交換頻度を減らし、作業の中断を最小限に抑えることができるだろう。また、DC-C1による直接給電機能は、長時間の撮影や配信において、バッテリー切れの心配なく作業を継続できる点が高く評価できる。

一方で、これらのアクセサリーの普及に伴い、互換性の問題や既存の撮影機材との統合など、新たな課題が生じる可能性もある。例えば、すべてのカメラモデルがこれらのアクセサリーに対応しているわけではないため、ユーザーは自身の機材との互換性を慎重に確認する必要があるだろう。また、外部電源を使用する場合、撮影場所の制約や機動性の低下といった問題も考えられる。

今後、ソニーにはより幅広いカメラモデルへの対応や、さらなる充電速度の向上、より小型軽量化されたデザインなどの改良が期待される。また、無線充電技術の導入や、AIを活用したバッテリー寿命の最適化など、革新的な機能の追加も待たれるところだ。これらの進化により、撮影現場での作業効率がさらに向上し、クリエイターの創造性を最大限に引き出すことができるだろう。

参考サイト

1. ^ SONY. 「BC-ZD1 | デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー」. https://www.sony.jp/ichigan/products/BC-ZD1/, (参照 24-10-18).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ハードウェア」に関するコラム一覧「ハードウェア」に関するニュース一覧