日鉄興和不動産がHondaのUNI-ONEを活用したオフィスビル管理業務の実証実験を開始、業務効率化と労働環境改善へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

日鉄興和不動産がUNI-ONEを活用した実証実験を開始
品川インターシティで清掃業務と館内物流業務に導入
労働生産性向上と多様な人材の活躍を目指す取り組み

HondaのUNI-ONEによるオフィスビル管理業務の改革

日鉄興和不動産株式会社と品川インターシティマネジメント株式会社は、2024年11月5日からHondaの着座型ハンズフリーパーソナルモビリティUNI-ONEを活用したオフィスビル管理業務の運用実証を開始した。赤坂インターシティAIRや品川インターシティなどの大規模オフィスビルでは、これまでも自動掃除ロボットや自動警備ロボットの導入による管理業務の負荷軽減を目指した取り組みを実施している。^[1]

UNI-ONEを活用した運用実証では、品川インターシティにおける日常清掃業務および館内物流業務において、利便性向上に伴う従業員の業務負荷軽減を図る取り組みを実施することになった。清掃業務では外構部などの屋内外での清掃や長距離移動を伴う業務において、従業員の身体的負担および心理的負担の軽減を目指すことになっている。

物流業務においては、品川インターシティ内の館内物流における移動手段としてUNI-ONEを活用することで、重量物の運搬時における従業員の身体的負担の軽減を図ることになった。運用実証を通じて従業員へのアンケートやヒアリングを実施し、利用用途や利用方法の幅を広げる検討を行うとともに、業務改善箇所の洗い出しを進めていく。

UNI-ONEの運用実証内容まとめ

項目	詳細
実施場所	品川インターシティ（東京都港区港南2-15-2）
実施期間	2024年11月5日～2025年3月31日（予定）
対象業務	日常清掃業務、館内物流業務
主な目的	従業員の業務負荷軽減、労働生産性向上
検証内容	身体的・心理的負担の軽減度、利用用途の拡大可能性

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パーソナルモビリティについて

パーソナルモビリティとは、1人乗りの小型移動機器のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

従来の移動手段よりも小回りが利き、機動性が高い
環境負荷が少なく、省エネルギーでの移動が可能
歩行者と自動車の中間的な速度域での移動に適している

HondaのUNI-ONEは着座型ハンズフリーパーソナルモビリティとして開発され、両手を自由に使える特徴を持っている。感覚的な移動が可能で普段の業務フローを維持したまま使用できるため、オフィスビル管理業務における作業効率の向上と従業員の負担軽減を同時に実現できる可能性を秘めている。

UNI-ONEを活用した業務改革に関する考察

UNI-ONEの導入によって、オフィスビル管理における人員不足という課題に対して新たなアプローチが可能になることが期待できる。特に清掃業務や物流業務において、従業員の身体的負担を軽減しながら作業効率を向上させることができれば、高齢者や女性など多様な人材の活躍の場を広げることにもつながるだろう。

一方で、機器の操作に不慣れな従業員への教育や、機器のメンテナンス体制の構築など、新たな課題が発生する可能性も考えられる。導入時には十分な研修期間を設けるとともに、定期的なフォローアップを行うことで、従業員が安心して業務に取り組める環境づくりが重要になってくるだろう。

UNI-ONEの活用範囲は、今回の実証実験で対象となった清掃業務や物流業務以外にも広がる可能性がある。警備業務や設備点検業務など、オフィスビル管理における様々な場面での活用が期待できるため、今回の実証実験を通じて得られた知見を活かし、さらなる業務効率化と労働環境の改善につなげていく必要があるだろう。