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ソディックが超精密ワイヤ放電加工機AX350L iG+Eを発売、長時間安定加工と省エネ性能を両立した新製品が登場

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ソディックが超精密ワイヤ放電加工機AX350L iG+Eを発売、長時間安定加工と省エネ性能を両立した新製品が登場

PR TIMES より


記事の要約

  • ソディックがAX350L i Groove + Editionを発売
  • 長時間安定加工と省力化に対応した超精密加工機
  • 消費電力量を従来比10%削減し環境にも配慮

リニアモータ駆動超精密ワイヤ放電加工機AX350L iG+Eの革新的機能

株式会社ソディックは精密金型製作における長時間安定加工と省力化要求に応える新製品として、油加工液仕様のリニアモータ駆動超精密ワイヤ放電加工機AX350L i Groove + Editionを2024年11月5日より販売開始した。この新製品は機械構造を見直して機械剛性を向上させ、長時間に及ぶ金型プレート加工を安定して行うことが可能になっている。[1]

ワイヤ回転機構によって加工物の上から下までを未消耗のワイヤ表面で加工することが可能となり、高精度な加工寸法の安定性と均一で高品質な加工面の実現に成功した。また加工液の流量をモニタして最適制御することで消費電力量を従来比10%削減し、環境負荷の低減にも貢献している。

国際標準規格MT Connect/OPC-UAによる生産システムへのデータ接続インタフェースを搭載し、デジタルトランスフォーメーション時代のスマートな製造をサポートする機能も実装されている。完全自動制御の3面自動上下式タンクとロボットによるワーク交換システムにより、夜間や週末の無人運転も実現可能だ。

AX350L iG+Eの主な仕様まとめ

項目 詳細
各軸移動距離 350 x 350 x 220 mm
最大加工物寸法 540 x 500 x 100 mm
最大加工物質量 300 kg
ワイヤ電極径 φ0.05〜φ0.25 mm
機械本体質量 4950 kg
総電気容量 最大 13 kVA

リニアモータ駆動について

リニアモータ駆動とは、回転運動を直線運動に変換する機構を必要とせず、直接的に直線運動を生み出す駆動方式のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高精度な位置決めと優れた再現性を実現
  • 従来の駆動方式と比べて応答性が向上
  • メンテナンス性に優れた構造設計が可能

AX350L iG+Eでは4軸全てにリニアモータ駆動を採用することで、高精度な加工を実現している。この技術により、クラス最高水準のピッチ精度±1μmと面粗さRa 0.02μmという超精密加工が可能となり、高品質な金型製作に大きく貢献するだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「リニアモータ駆動 超精密ワイヤ放電加工機「AX350L i Groove + Edition」新発売 | 株式会社ソディックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000142070.html, (参照 24-11-06).

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