プログラミング

PROGRAMMING

公開：2024-11-07

エクセルソフトがインテル oneAPIベース・ツールキット2025を販売開始、マルチアーキテクチャー開発環境が大幅に進化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• インテル oneAPIベース・ツールキット2025を販売開始
• 最新CPUやGPUに対応したコンパイラーを提供
• HPC向けの高度な性能最適化機能を実装

インテル oneAPIベース・ツールキット2025の機能強化によりマルチアーキテクチャー開発が進化

エクセルソフト株式会社は、アプリケーションのパフォーマンス向上を目的としたソフトウェア開発ツールスイート「インテル oneAPIベース・ツールキット」の最新バージョン2025を2024年11月6日より販売開始した。このツールキットは、現在と将来のCPU、GPU、FPGAの各アーキテクチャーから最大限のパフォーマンスを引き出すための包括的なプログラミング環境を提供するものだ。^[1]

インテル oneAPIベース・ツールキット2025では、2024年9月に発表されたデータセンター向けインテル Xeon 6プロセッサーやノートブックPC向けインテル Core Ultraプロセッサーの最新アーキテクチャーへの対応が追加された。SYCLやC++のコンパイラー、最適化されたoneAPIライブラリー、性能解析ツールなどが含まれており、開発効率の向上が期待できるだろう。

Pythonプログラミング環境においても、インテル ディストリビューションのPythonによるNumpy向けデータ・パラレル・エクステンションが強化されている。NumPy 2.0のサポートやオフロードの非同期処理に対応し、CuPy APIとの互換性が90%まで向上したことで、より柔軟な開発が可能になった。

インテル oneAPIベース・ツールキット2025の新機能まとめ

製品の詳細はこちら

SYCLについて

SYCLとは、C++言語を基にしたマルチアーキテクチャー対応のオープン標準規格であり、異なるハードウェアでのプログラミングを統一的に行うための技術だ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 単一のコードで複数種類のアクセラレーターに対応可能
• CUDA からの移行を容易にする互換性ツールを提供
• インテル、NVIDIA、AMD などの異なるGPUで実行可能

インテル oneAPIベース・ツールキット2025におけるSYCLの実装では、CodePlayが提供するNVIDIA GPUおよびAMD GPU向けoneAPIプラグインを活用することで、異なるハードウェア間での互換性を確保している。さらにSYCLcompatライブラリーやCodePin機能の追加により、CUDAからの移行作業が従来よりも容易になったのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エクセルソフトは、HPC/AI アプリケーションの最適化および高速化、マルチアーキテクチャー・プログラミングを支援するインテル・ソフトウェア開発ツールの最新バージョン 2025 を販売開始 | エクセルソフト株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000152.000068065.html, (参照 24-11-07).
2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「プログラミング」に関するコラム一覧「プログラミング」に関するニュース一覧