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ポーラがゆずの残さから抽出したエキスの研究成果を発表、角層のバリア機能向上に期待

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ポーラがゆずの残さから抽出したエキスの研究成果を発表、角層のバリア機能向上に期待

PR TIMES より


記事の要約

  • ポーラがゆずの残さから抽出したエキスの研究成果を発表
  • エキスによるデスモソーム減少効果を確認
  • 角層の剥離を正常化し、バリア機能向上の可能性

ポーラがゆずの残さから抽出したエキスの研究成果を発表

株式会社ポーラのPOLAイノベーションセンターは、第2回日本化粧品技術者会学術大会において、高知県産のゆずの残さから抽出したエキスの研究成果を2024年11月18日から20日に発表する予定だ。東京工科大学応用生物学部応用生物学科の松井毅教授との共同研究により、ヒト角層へのエキスの効果が明らかとなっている。[1]

エキスの研究では、50%エタノール水溶液で抽出したゆずの残さを使用し、ヒト三次元表皮モデルの角層表面に添加して実験を実施した。電子顕微鏡による解析の結果、単位面積当たりのデスモソーム数が有意に減少し、角層により多くの隙間が確認されたことで正常な剥離状態であることが示されている。

POLAイノベーションセンターは2022年7月に株式会社ポーラの本社内に設立され、サイエンスとテクノロジーを活用したオープンイノベーションを推進している。今回の研究成果により、角層のバリア機能と柔軟性を高める新たな可能性が示唆されたことで、今後の化粧品開発への応用が期待されている。

ゆずの残さから抽出したエキスの効果まとめ

項目 詳細
原料 高知県産ゆずの残さ
抽出方法 50%エタノール水溶液による抽出
実験方法 ヒト三次元表皮モデルの角層表面に0.5%添加
主な効果 デスモソームの減少と角層剥離の正常化
期待される作用 角層のバリア機能と柔軟性の向上

デスモソームについて

デスモソームとは皮膚の細胞同士を接着させる重要なタンパク質複合体のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 細胞間の強固な接着を担う構造体
  • 皮膚のバリア機能の維持に重要な役割
  • 角層細胞の剥離に関与する接着因子

研究で使用されたゆずの残さから抽出したエキスは、このデスモソームを適切に減少させることで角層の正常な剥離を促進する効果が確認された。エキスによるデスモソームコントロールは、角層のバリア機能と柔軟性を向上させる新たなアプローチとして注目を集めている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「第2回日本化粧品技術者会学術大会にて発表 ゆずの残さから抽出したエキスにデスモソームを減少させる研究成果を報告 | 株式会社ポーラのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000622.000036737.html, (参照 24-11-12).

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