Tumakerが新型モジュラー式3Dプリンターを発表、ヘッドの交換システムによって材料の互換性が向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

TumakerがNX ModularとBigFoot Modularを発表
ヘッド交換・増設が可能な革新的設計を採用
フィラメント・ペレット両方に対応し用途が拡大

Tumakerの新型ペレット式3Dプリンターがデスクトップ市場に革新をもたらす

株式会社システムクリエイトは、スペインのTumaker社が開発した2種類の新型3Dプリンター「NX Modular」と「BigFoot Modular」を2024年11月19日に発表した。新型3Dプリンターはモジュラーデザインを採用しており、ユーザーが必要に応じてプリントヘッドを交換・追加できる柔軟な設計となっている。^[1]

フィラメントヘッドとペレットヘッドの互換性を実現したことで、使用できる材料の幅が大きく広がり、研究開発における材料実験の可能性も向上している。自動キャリブレーションセンサーによってヘッド交換後も精密な造形が可能となり、完全密閉型設計によって安全性と静音性も確保された。

Wi-Fiやイーサネットによるネットワーク接続機能と7インチタッチスクリーンの搭載により、リモートでの操作性が向上している。大学や研究機関、ポリマー関連企業など、幅広い業界からの需要が期待されており、新材料開発を行う企業にとっても有用なツールとなるだろう。

新型3Dプリンターの仕様まとめ

	NX Modular	BigFoot Modular
造形サイズ	300×300×250 mm	500×500×500 mm
本体サイズ	840×635×805 mm	1040×835×1044 mm
本体重量	114kg	160kg
最大ノズル温度	300℃	300℃
最大ベッド温度	100℃	100℃

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モジュラーデザインについて

モジュラーデザインとは、製品を独立した機能単位（モジュール）に分割し、それらを組み合わせて全体を構成する設計手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

部品の交換や追加が容易に可能
製品のカスタマイズ性が向上
メンテナンス性と拡張性に優れる

TumakerのNX ModularとBigFoot Modularは、このモジュラーデザインの利点を最大限に活かし、プリントヘッドの交換システムを実現している。ペレットヘッドとフィラメントヘッドの互換性を持たせることで、様々な材料での造形が可能となり、研究開発における実験の幅を大きく広げている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「11/19 Formnext 2024にてヘッドの交換・増設が可能な2種類のペレット式3Dプリンターを発表 | 株式会社システムクリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000140772.html, (参照 24-11-21).

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