DONUTSのクラウド型電子カルテCLIUSが電子処方箋に対応、医療のデジタル化が進展

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社DONUTSは、クリニック向けクラウド型電子カルテCLIUSに電子処方箋対応のオプション機能を2024年11月25日に追加した。新機能によってマイナチェックインから電子処方箋まで一気通貫したサービス提供が可能となり、医療現場のデジタル化が大きく前進することになった。^[1]

電子処方箋管理サービスとの連携により、クリニックの医師情報や処方箋情報が自動的に社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会のシステムに送信されるようになった。重複投薬のチェックや併用禁忌のチェックが可能になり、医療安全性の向上に貢献している。

本オプション機能の申込案内はCLIUSを導入済みの医療機関から順次展開される予定だ。電子処方箋のメリットを最大限活用できるよう、DONUTSは今後も継続的な機能追加を計画している。

項目	詳細
必須要件	オンライン資格確認オプション
必要な準備物	HPKIセカンド電子証明書初期登録用QRコード、クライアント証明書ファイル、パスワード通知書、指定ハードウェア
主な機能	医師情報・処方箋情報の自動連携、重複投薬チェック、併用禁忌チェック
情報保持期間	直近1か月

電子処方箋とは、厚生労働省が定める医療機関向けの電子的な処方箋発行システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

CLIUSの電子処方箋オプション機能は、社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会が管理する電子処方箋管理サービスと連携し、医療の安全性と効率性を向上させることが可能だ。オンライン資格確認システムとの統合により、より包括的な医療情報管理を実現している。

CLIUSの電子処方箋対応は、医療のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な一歩となるだろう。マイナチェックインから電子処方箋までの一気通貫したサービス提供により、医療機関の業務効率化と患者サービスの向上が期待できる。

一方で、導入には専用のハードウェアやセキュリティ認証が必要となるため、小規模なクリニックにとってはコストや運用面での課題となる可能性がある。システムの安定性や運用サポート体制の充実が、スムーズな普及の鍵を握るだろう。

今後は他の医療システムとの連携強化や、AIによる処方提案機能の追加など、さらなる機能拡張が期待される。医療の質向上と効率化の両立を目指し、継続的なアップデートが望まれる。

^ PR TIMES. 「クラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」が「電子処方箋」に対応、申込受付を開始 | 株式会社DONUTSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001487.000004237.html, (参照 24-11-27).
厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/index.html

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