ザブーンがシリーズAで3.9億円調達、海事産業DXの加速へ瀬戸内ラウンド実施
PR TIMES より
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記事の要約
- ザブーンがシリーズAで3.9億円を調達
- 累計調達額が6億円を突破
- 海事産業のDXを推進する取り組み強化
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ザブーンのシリーズA資金調達の概要
船舶管理プラットフォーム「MARITIME 7」を開発・運営する株式会社ザブーンは、シリーズAラウンドで総額3.9億円の資金調達を実施した。この調達により、ザブーンの累計調達額は6億円を突破している。調達資金は、瀬戸内地域での導入加速や海外展開、海事産業の隣接領域での連携強化などに活用される予定だ。[1]
今回の資金調達には、山口キャピタル株式会社やインキュベイトファンド株式会社、DIMENSION株式会社など、多数の投資家が参加している。特に注目すべき点は、瀬戸内地域の地銀系キャピタルや海事産業関連企業の参加だ。これにより、ザブーンは海事産業のDXを推進する強力なサポート体制を構築することに成功した。
ザブーンの代表取締役である戸高克也氏は、今回の資金調達を「瀬戸内ラウンド」と位置付けている。瀬戸内エリアをリードすることを目的に、船舶融資に積極的な各エリアの地銀系キャピタルや海事産業からの出資を受けた。この資金を活用し、グローバル展開や組織強化、ユーザーエクスペリエンス向上を加速させる方針を示している。
ザブーンの資金調達ラウンドの特徴
調達額 | 主要投資家 | 資金使途 | |
---|---|---|---|
シリーズA | 3.9億円 | 山口キャピタル、インキュベイトファンド | 瀬戸内地域での導入加速 |
累計調達額 | 6億円 | DIMENSION、SMBCベンチャーキャピタル | 海外展開、組織強化 |
特徴 | 地銀系キャピタル参加 | いよぎんキャピタル、広島ベンチャーキャピタル | ユーザーエクスペリエンス向上 |
業界連携 | 海事産業からの出資 | 大晃ホールディングス、常石商事、MOL PLUS | 海事産業の隣接領域での連携強化 |
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MARITIME 7について
MARITIME 7とは、ザブーンが開発・運営する船舶管理プラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 船員労務管理、レポート管理機能を提供
- アプリ化によりオフライン利用が可能
- 6,000名を超える船員が利用中
MARITIME 7は、海事産業のDXを推進するプラットフォームとして注目を集めている。特に、WiFi設備の無い船舶や電波状況の悪い海域でもオフライン利用が可能な点が高く評価されている。現在、6,000名を超える船員が利用しており、船舶運航の業務効率化に大きく貢献している。
ザブーンの資金調達に関する考察
ザブーンの資金調達成功は、海事産業のDXに対する投資家の高い期待を示している。特に瀬戸内地域の地銀系キャピタルや海事産業関連企業の参加は、ザブーンのビジネスモデルと成長戦略への信頼の表れだ。今後、MARITIME 7の普及が進むにつれ、船舶管理の効率化だけでなく、海事産業全体のデジタル化が加速する可能性がある。
一方で、海事産業のDXには課題も存在する。特に、古い慣習や規制、セキュリティの問題など、デジタル化を阻む要因への対応が必要となるだろう。ザブーンには、これらの課題を解決しつつ、より使いやすく安全なプラットフォームを提供することが期待される。また、海外展開を視野に入れる中で、各国の規制や業界慣行への適応も重要な課題となる。
今後、ザブーンには船舶管理にとどまらない、海事産業全体のエコシステム構築が期待される。例えば、船舶の運航データを活用した予測保全や、AIによる最適航路提案など、より高度なサービスの開発が考えられる。さらに、ブロックチェーン技術を活用した取引の透明化や、IoTデバイスとの連携による船舶のリアルタイムモニタリングなど、新たな技術を取り入れたイノベーションにも期待が寄せられる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「船舶管理プラットフォーム『MARITIME 7』を運営する株式会社ザブーンが、シリーズAラウンドでの資金調達を実施し、累計資金調達額は6億円に | 株式会社ザブーンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000051630.html, (参照 24-08-08).
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