エーアイ

公開：2024-05-28

AIツール「SeaArt AI」の使い方や機能、料金などを解説

text: XEXEQ編集部

AIツール「SeaArt AI」とは
SeaArt AIの始め方
SeaArt AIの使い方
SeaArt AIの料金
SeaArt AIの機能一覧
創作（テキストから画像を生成）
img2img（画像から新たな画像を生成）
コントロールネット（画像に微修正を加える）
動画作成
AI補完（画像の背景を自動で拡張）
SeaArt AIに関するQ&A
SeaArt AIは無料で使えるのでしょうか？
SeaArt AIで生成した画像の商用利用は可能でしょうか？
SeaArt AIにクレジットを購入する方法を教えてください？
SeaArt AIで画像生成するのに必要なPCスペックは？
SeaArt AIで理想的な画像を作るコツはありますか？
参考サイト

AIツール「SeaArt AI」とは

SeaArt AIは、オンラインで利用可能な高性能な画像生成AIサービスです。シンガポールに本社を置くSTAR CLUSTER PTE. LTD.が運営しており、Stable Diffusionをベースに開発されています。SeaArt AIは、高品質な画像生成が可能で、日本語入力にも対応しているのが特徴です。

SeaArt AIの主な特徴は、ダウンロード不要で利用できること、無料プランがあること、モデルやLoRAの選択など細かなパラメータ設定が可能なことが挙げられます。また、リアルな人物画像や風景、イラスト、絵画風など多様なジャンルの画像生成に対応しており、コントロールネットやimg2imgなどの高度な機能も利用できるのが魅力です。

SeaArt AIは、無料プランでも1日最大200枚の画像生成が可能で、有料プランではさらに多くの画像生成枚数や機能が使用できます。料金プランは期間やクレジット量に応じて複数用意されており、ユーザーのニーズに合わせて選択することができるのも大きなメリットと言えるでしょう。

SeaArt AIの始め方

SeaArt AIを利用するには、まずSeaArt AIの公式サイトにアクセスし、アカウント登録を行う必要があります。登録方法は非常にシンプルで、Google、Twitter、Facebookのアカウント、またはメールアドレスや電話番号を使って簡単に登録できます。登録が完了したら、SeaArt AIにログインし、トップページの右上にある「ログイン」ボタンをクリックしましょう。

ログイン後は、トップページの「創作」ボタンをクリックすることで、画像生成ページに移動できます。画像生成ページでは、モデルの選択、プロンプトの入力、LoRAの追加、コントロールネットの設定、img2imgの利用など、様々な要素を組み合わせて画像を生成します。プロンプトは日本語で入力可能で、生成したい画像の内容を具体的に指定することが重要です。

画像生成の設定が完了したら、「創作」ボタンをクリックすると、指定した内容に基づいた画像が生成されます。生成された画像は、ダウンロードして保存することができます。SeaArt AIを始めるには、これらの基本的な手順を理解し、実際に画像生成を試してみることが大切だと言えるでしょう。

SeaArt AIの使い方

SeaArt AIで画像を生成するには、まずモデルを選択する必要があります。モデルは生成する画像の大まかなスタイルを決定するもので、写真のような人物・風景や○○風イラストなど、多数のモデルが用意されています。目的に合ったモデルを選択することが、理想の画像を生成するための第一歩となります。

次に、プロンプトを入力します。プロンプトとは、生成する画像の具体的な内容をAIに向けて指示するもので、言葉や文章で表現します。できるだけ簡潔かつ具体的に、画像の特徴や要素を明確に指定することが重要です。また、LoRAを追加することで、生成画像の細かい調整を行うこともできます。

その他、コントロールネットを使って画像の色や明るさを調整したり、img2imgで既存の画像を別のモデルやプロンプトで変換したりすることも可能です。SeaArt AIには多様な機能が備わっているため、これらを組み合わせて試行錯誤しながら、理想の画像に近づけていくことが肝心です。生成された画像は右クリックで保存でき、手軽に活用できるでしょう。

SeaArt AIの料金

SeaArt AIには、無料プランと有料プランが用意されています。無料プランでは、1日あたり200スタミナが付与され、最大6,000枚までの画像生成が可能です。一方、有料プランには初級、スタンダード、プロ、マスターの4つのプランがあり、それぞれ料金とスタミナ量、画像生成枚数の上限が異なります。

有料プランの料金は、初級プランが月額$2.39（年間プラン）、スタンダードプランが月額$7.99（年間プラン）、プロプランが月額$23.99（年間プラン）、マスタープランが月額$39.99（年間プラン）となっています。各プランではスタミナの付与量が増え、画像生成の上限枚数も拡大します。また、無限キューやLoRAトレーニングキューなどの機能も、プランによって利用可否が異なります。

SeaArt AIでは、スタミナとコインの2種類のクレジットが存在します。スタミナは無料で付与される当日限りのクレジットで、翌日への繰り越しはできません。一方、コインは有料のクレジットで、購入すると永久に失効しません。料金プランに応じて必要なクレジット量を確認し、自分のニーズに合ったプランを選ぶことが重要だと言えるでしょう。

SeaArt AIの機能一覧

「SeaArt AIの機能」に関して、以下5つを簡単に解説していきます。

創作（テキストから画像を生成）
img2img（画像から新たな画像を生成）
コントロールネット（画像に微修正を加える）
動画作成
AI補完（画像の背景を自動で拡張）

創作（テキストから画像を生成）

創作機能は、SeaArt AIの基本的な画像生成機能です。画像を説明するテキスト（プロンプト）を入力し、送信ボタンをクリックするだけで、高品質の画像が生成されます。プロンプトは日本語でも入力可能で、具体的な指示を与えることで、理想の画像により近づけることができます。

創作機能を使う際は、モデルの選択が重要です。モデルによって生成される画像のスタイルが大きく異なるため、目的に合ったモデルを選ぶ必要があります。また、LoRAを追加することで、生成画像の細かい調整も可能です。ネガティブプロンプトを活用し、生成してほしくない要素を指定することもできます。

生成された画像は、画像をクリックして拡大表示し、右クリックで保存することができます。気に入った画像が生成されるまで、プロンプトやモデル、設定を調整しながら、試行錯誤を繰り返すことが大切です。創作機能は、SeaArt AIの中でも最も基本的かつ重要な機能と言えるでしょう。

img2img（画像から新たな画像を生成）

img2img機能は、既存の画像をベースに新しい画像を生成する機能です。まず、img2imgを選択し、ベースとなる画像をアップロードします。次に、アップロードした画像に関するプロンプトを入力することで、カスタマイズされた新しい画像が生成されます。

例えば、元の画像が黒髪のポニーテールの女性の場合、プロンプトに「金髪」と入力することで、基本の画像に基づいた金髪の女性の画像を作成できます。img2img機能を使う際は、ベース画像の選択とプロンプトの指定が重要なポイントとなります。

img2img機能は、既存の画像を別のスタイルや設定で再現したい場合に便利です。ベース画像とプロンプトの組み合わせ次第で、様々なバリエーションの画像を生成できるため、創作の幅を広げるのに役立つ機能だと言えます。ただし、ベース画像の著作権には注意が必要です。

コントロールネット（画像に微修正を加える）

コントロールネット機能は、画像に微修正を加える機能です。ポーズの再現や色の塗り直し、低画質から高画質への変換などが可能です。使い方は、コントロールネットを選択し、修正したい画像をアップロードします。その後、タイプ（canny等）を選んで方向性を設定し、プロンプトでカスタマイズすることで、指定したタイプに沿った画像が再生成されます。

コントロールネット機能は、既存の画像を部分的に修正したい場合に便利です。例えば、画像内の人物のポーズを変更したい場合や、色調を調整したい場合などに活用できます。また、低画質の画像を高画質化するためにも使用可能です。

ただし、コントロールネット機能で生成された画像は、元の画像の著作権に依存します。そのため、商用利用する際は、元の画像の利用規約を確認する必要があります。コントロールネット機能を使いこなすことで、既存の画像を自分好みにカスタマイズできるため、創作の幅が広がるでしょう。

動画作成

動画作成機能は、生成した画像を元に動画を作成する機能です。生成された画像をクリックすると、「動画作成」オプションが表示されます。「Motion LoRA」で動きを選択し、「創作」をクリックすることで、画像を基にした動画が生成されます。

動画作成機能を使うことで、静止画だけでなく、動きのある表現も可能になります。例えば、キャラクターイラストを動かしたり、風景の中で雲や水の流れを表現したりできます。ただし、動画の長さや解像度には制限があるため、注意が必要です。

動画作成機能は、SNSでの投稿やプレゼンテーション資料の作成など、様々な用途で活用できます。静止画とは異なる表現力を持つ動画を手軽に作成できるため、創作の可能性が広がる機能だと言えるでしょう。MotionLoRAの選択とプロンプトの指定により、理想の動画を目指して試行錯誤してみてください。

AI補完（画像の背景を自動で拡張）

AI補完機能は、AIが自動で画像の背景などを拡張する機能です。使い方は非常にシンプルで、メニューからAI補完を選択し、拡張したい画像をアップロードして、画像の外枠を広げるだけです。AIが自動的に画像を解析し、背景を自然に拡張してくれます。

AI補完機能は、画像のサイズを大きくしたい場合や、背景を広げたい場合に便利です。例えば、SNSのヘッダー画像やWebサイトのバナー画像など、指定のサイズに合わせて画像を拡張する必要がある場合に活用できます。また、商品写真の背景を拡張することで、商品を際立たせることもできます。

AI補完機能で拡張された画像は、元の画像と自然につながるように生成されるため、違和感なく使用できます。ただし、拡張される背景は、AIが自動で判断して生成するため、意図しない結果になる可能性もあります。必要に応じて、他の画像編集ツールを使って微調整を行うことをおすすめします。

SeaArt AIに関するQ&A

「SeaArt AIのQ&A」に関して、以下5つを簡単に解説していきます。

SeaArt AIは無料で使えるのでしょうか？
SeaArt AIで生成した画像の商用利用は可能でしょうか？
SeaArt AIにクレジットを購入する方法を教えてください？
SeaArt AIで画像生成するのに必要なPCスペックは？
SeaArt AIで理想的な画像を作るコツはありますか？

SeaArt AIは無料で使えるのでしょうか？

SeaArt AIは無料プランと有料プランが用意されています。無料プランでは、1日あたり200スタミナが付与され、6,000枚までの画像生成が可能です。

一方、有料プランではスタミナの付与量や画像生成枚数の上限が増加し、追加の機能も利用できます。そのため、本格的に使用する場合は有料プランへの移行を検討する必要がありますが、まずは無料プランで試してみるのがおすすめです。

SeaArt AIで生成した画像の商用利用は可能でしょうか？

SeaArt AIで生成した画像は、基本的に商用利用が可能とされています。ただし、生成された画像が既存の著作物に似ている場合、著作権侵害となる可能性があります。特に、学習データに含まれている可能性のある著名なキャラクターや作品を意図的に再現した場合は注意が必要です。

商用利用する際は、生成された画像が既存の著作物を侵害していないか確認し、必要に応じて変更を加えるなどの対応が求められます。また、SeaArt AIの利用規約を確認し、適切な範囲内で使用することが重要です。商用利用に関する判断は、利用者自身の責任において行う必要があるでしょう。

SeaArt AIにクレジットを購入する方法を教えてください？

SeaArt AIにクレジットを購入するには、まずSeaArt AIにログインし、画面右上のアカウントアイコンをクリックします。表示されたメニューから「クレジット」を選択し、クレジット購入ページに進みます。購入するクレジット量を選択し、支払い方法（クレジットカード、PayPal、Alipayなど）を指定して決済を完了します。

クレジットの購入は、SeaArt AIの公式サイト内で完結します。外部の決済サービスを利用する場合もありますが、手順に沿って進めば問題なく購入できるはずです。購入したクレジットは即座にアカウントに反映され、画像生成に使用できます。クレジット량と価格は定期的にセールが行われるため、お得なタイミングを狙って購入するのも良いかもしれません。

SeaArt AIで画像生成するのに必要なPCスペックは？

SeaArt AIはクラウドベースのサービスであるため、高性能なPCは必須ではありません。インターネットに接続できるパソコンやスマートフォン、タブレットがあれば利用可能です。ただし、画像の生成や表示にある程度の処理能力が必要となるため、極端に古いデバイスでは動作が遅くなる可能性があります。

推奨されるPCスペックは、CPUがIntel Core i5以上、メモリが8GB以上、GPUは不要とされています。これらを満たしていれば、快適に SeaArt AIを利用できるはずです。モバイルデバイスについては、iOS 11以降、Android 6.0以降が対応しています。通信環境は、高速で安定したインターネット回線が望ましいでしょう。

SeaArt AIで理想的な画像を作るコツはありますか？

SeaArt AIで理想的な画像を作るコツは、まずプロンプト（テキスト入力）を具体的かつ詳細に記述することです。画像のスタイル、構図、色調、被写体の特徴などを明確に指定することで、より意図に沿った画像が生成されやすくなります。また、ネガティブプロンプトを活用し、不要な要素を除外することも効果的です。

モデルの選択も重要なポイントです。生成したい画像のスタイルに合ったモデルを選ぶことで、より適切な画像が得られます。さらに、LoRAを追加することで、画像の細部を調整できます。様々な設定を試行錯誤し、自分の理想に近づける努力が必要不可欠だと言えます。