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公開：2024-09-20

リクルートが新『リクナビ』β版をリリース、2027年卒以降の全学年対象に変更しコース単位の掲載を導入

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• リクルートが新しい『リクナビ』β版をリリース
• 2027年卒以降の全学年を対象としたサイトに変更
• 「コース単位」の掲載や『レジュメ』機能を導入

リクルートが新しい『リクナビ』β版を2024年9月18日にリリース

株式会社リクルートは、2027年4月以降に就職予定の学生および既卒生を対象とした新たな就職活動準備サイト『リクナビ』のβ版を2024年9月18日にリリースした。この新しい『リクナビ』は、学生一人ひとりの「自分らしい進路選択」を支援することを目的としている。リクルートの調査によると、就職活動を行う上で約8割の学生が「自分に合う企業探しの難しさ」に不安を感じているという結果が明らかになっている。^[1]

新しい『リクナビ』の主な変更点として、2027年卒以降の全学年を対象としたサイトになることが挙げられる。これにより、学生は一人ひとりのタイミングでキャリアを考え始められるようになる。また、従来の「企業単位」の掲載から「コース単位」の掲載に変更され、学生が自分の希望に合った仕事を見つけやすくなっている。企業はコースごとに対象卒業年とインターンシップ、オープン・カンパニー＆キャリア教育などを設定することが可能だ。

さらに、新機能として『レジュメ』が導入された。この機能では、質問に答えるだけで自身の強みや希望条件などを登録でき、企業に提出可能なプロフィールを簡単に作成できる。また、『レコメンドフィード』機能により、学生は自分の志向に合ったインターンシップや求人情報を見つけることができるようになっている。これらの新機能により、学生の就職活動をより効果的にサポートすることが期待される。

新しい『リクナビ』の主な変更点まとめ

新しい『リクナビ』β版の詳細はこちら

インターンシップについて

インターンシップとは、学生が企業などで一定期間就業体験を行うプログラムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 実際の職場で実務経験を積むことができる
• 業界や企業の理解を深められる
• 自己の適性や能力を確認する機会となる

新しい『リクナビ』では、インターンシップ情報がコース単位で掲載されるようになった。これにより、学生は自分の興味や専攻に合わせたインターンシップを効率的に探すことができる。また、企業側もより具体的な職種や部署に特化したインターンシッププログラムを提供しやすくなり、学生と企業のマッチング精度が向上することが期待される。

新しい『リクナビ』β版に関する考察

新しい『リクナビ』β版の全学年対象化は、学生のキャリア意識を早期から醸成する点で評価できる。低学年時からの就職活動準備は、自己理解を深め、より適切な進路選択につながる可能性が高い。一方で、早期からの就職活動への過度な注力が、大学での学びや経験を軽視することにつながる懸念もあるだろう。

コース単位での掲載は、学生と企業のマッチング精度を向上させる可能性がある。しかし、学生が早期に特定の職種や業界に絞り込むことで、視野が狭まる可能性も考えられる。この課題に対しては、多様な業界や職種を横断的に探索できる機能の強化や、キャリアアドバイザーによるサポートの充実が解決策となり得るだろう。

『レジュメ』や『レコメンドフィード』などの新機能は、学生の就職活動を効率化する一方で、AIによる推奨に過度に依存するリスクも存在する。今後は、AIの推奨と人間の判断をバランス良く組み合わせた意思決定支援システムの開発が期待される。また、変化の激しい就職市場に対応するため、企業の採用ニーズをリアルタイムで反映できるシステムの構築も重要な課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「2027年卒以降の全学年を対象とした新しい『リクナビ』β版を9月18日（水）にリリース | 株式会社リクルートのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002725.000011414.html, (参照 24-09-20).

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