SGML(Standard Generalized Markup Language)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

SGML(Standard Generalized Markup Language)とは

SGMLはStandard Generalized Markup Languageの略称で、マークアップ言語の国際標準規格です。SGMLは、構造化されたドキュメントを記述するための汎用的な言語仕様を定義しています。

SGMLは、HTMLやXMLなどの基礎となる技術で、ドキュメントの構造を定義するためのタグや属性の使用方法を規定しています。SGMLの基本概念は、文書の論理構造と物理構造を分離することです。

論理構造とは、文書の内容を章、節、段落などの要素に分類することを指します。一方、物理構造とは、文書の見た目に関する情報で、フォントサイズや色、レイアウトなどを指します。

SGMLでは、Document Type Definition(DTD)と呼ばれる文法規則を使用して、文書の構造を定義します。DTDは、タグや属性の使用方法を規定し、文書の整合性を保証する役割を果たします。

SGMLは、大規模なドキュメント管理システムや出版業界で広く使用されてきました。現在では、SGMLをベースにしたより簡潔で扱いやすいXMLが主流となっていますが、SGMLの概念は現代のマークアップ言語の基礎となっています。

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