AI

エーアイ

公開：2024-09-22

クリューシステムズがAccepturé ®️ C-VMSを大幅強化、エッジAIアダプタとエッジアダプタで監視カメラのクラウド化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• クリューシステムズがC-VMSを大幅グレードアップ
• エッジAIアダプタとエッジアダプタを開発
• GoodAI®️とGoodEdge®️をラインアップ

クリューシステムズがフルクラウド型監視カメラサービスを強化

株式会社クリューシステムズは、フルクラウド型監視カメラサービス「Accepturé ®️ C-VMS」の機能を大幅にアップグレードした製品を2024年10月9日から11日に開催されるRISCON TOKYO 2024で実働展示すると発表した。このサービスは、市販カメラや設置済カメラをそのまま利用してクラウド型にアップグレードできる特徴を持つ。^[1]

クリューシステムズが独自開発した「エッジAIアダプタ」と「エッジアダプタ」をクラウド接続の中継機として利用することで、ほとんどの市販カメラをクラウド型監視カメラサービスとして利用可能になる。これらのアダプタは監視カメラシステムのLANポートに専用ボックス型装置を接続するだけで利用でき、カメラの交換や配線工事が不要という利点がある。

「エッジAIアダプタ」は4台のカメラをクラウドに接続する中継機で、標準で高性能なAIを内蔵しており、AIの利用費用が不要という特徴がある。一方、「エッジアダプタ」はAI機能を内蔵せず、4台のカメラをクラウドに接続する安価な中継機としてラインアップされている。これらの製品はそれぞれGoodAI®️、GoodEdge®️の名称で提供される。

Accepturé ®️ C-VMSの機能アップグレード概要

C-VMSの詳細はこちら

エッジAIについて

エッジAIとは、クラウドやサーバーではなくデバイス側で人工知能の処理を行う技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイム処理が可能
• ネットワーク負荷の軽減
• プライバシーとセキュリティの向上

クリューシステムズのエッジAIアダプタは、この技術を活用して監視カメラシステムの機能を強化している。標準で高性能なAIを内蔵し、追加の利用費用なしで警備に必要な機能を提供することで、セキュリティレベルの向上と運用コストの削減を同時に実現している。これにより、従来のクラウド型監視カメラサービスの課題を解決し、より効率的で高度な監視システムの構築が可能となっている。

フルクラウド型監視カメラサービスに関する考察

クリューシステムズが開発したフルクラウド型監視カメラサービスは、既存の監視カメラシステムを有効活用しつつ、最新のクラウド技術とAIを組み合わせた点が高く評価できる。特に、エッジAIアダプタによってAI機能を追加費用なしで提供することは、中小企業や予算の限られた組織にとって大きなメリットとなるだろう。一方で、クラウドベースのシステムであるため、インターネット接続の安定性やデータセキュリティに関する懸念が生じる可能性がある。

これらの潜在的な問題に対しては、エッジコンピューティングの特性を活かした一時的なオフライン処理機能の実装や、エンドツーエンドの暗号化技術の強化などが解決策として考えられる。今後は、AIの精度向上や異常検知の自動化など、より高度な機能の追加が期待される。また、他のIoTデバイスとの連携や、ビッグデータ分析を活用した予測型セキュリティなど、監視カメラシステムの可能性を広げる新機能の開発にも注目したい。

長期的には、プライバシー保護と公共の安全確保のバランスを取りながら、より洗練された監視システムへと進化していくことが予想される。クリューシステムズには、技術革新を続けつつ、社会的責任を果たす製品開発を期待したい。また、他の監視カメラメーカーやセキュリティ企業との協業を通じて、業界全体のスタンダードを引き上げていく役割も果たしてほしい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「クリューシステムズ、フルクラウド型監視カメラサービスを大幅グレードアップ | 株式会社クリューシステムズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000115095.html, (参照 24-09-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧