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TeseraとHOSOOが茶室「織庵」を制作、LVMHメティエ ダール パリで特別展示へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

TeseraとHOSOOが茶室「織庵」を制作、LVMHメティエ ダール パリで特別展示へ

PR TIMES より


記事の要約

  • TeseraとHOSOOが茶室「織庵」を制作
  • LVMHメティエ ダール パリで特別展示
  • モジュールシステムと西陣織のコラボレーション

TeseraとHOSOOによる現代的茶室「織庵」のパリ展示

株式会社Teseraと株式会社細尾は、モジュールシステムTeseraと西陣織を組み合わせた現代的な茶室「織庵」を制作し、2024年10月8日から11日および17日から20日にかけてLVMH メティエ ダール パリのショールームで特別展示することを発表した。この茶室は、TeseraのStructureと独特の透け感を持つShoji Fabricsを組み合わせた解体・移設可能な設計となっている。[1]

織庵の設計には、「茶美会」主宰の伊住禮次朗氏の協力のもと、建築家・周防貴之氏が携わった。2023年9月に京都のHOSOO GARELLYで初公開され、多様な業界から注目を集めた。今回のパリ展示は、LVMHメティエ ダール パリとHOSOOが2023年に締結したパートナーシップに基づくものであり、海外初の展示となる。

展示会「Tea Room Ori-An」は、HOSOO、東京大学筧康明研究室、株式会社ZOZO NEXTによる特別展「Ambient Weaving」とともに開催される。アポイントメント制で、LVMH メティエ ダール パリ ショールーム「La Main (The Hand)」にて行われる。この展示により、日本の伝統工芸と現代技術の融合が国際的に発信される機会となる。

茶室「織庵」の特徴まとめ

項目 詳細
構造 Tesera StructureとShoji Fabricsの組み合わせ
特徴 解体・移設可能な現代的茶室
設計協力 伊住禮次朗氏(茶美会主宰)、周防貴之氏(建築家)
展示期間 2024年10月8日〜11日、17日〜20日
展示場所 LVMH メティエ ダール パリ ショールーム
展示形式 アポイントメント制
織庵の詳細はこちら

モジュールシステムTeseraについて

モジュールシステムTeseraは、日本の伝統的木造建築から着想を得た革新的な構造システムである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 釘を使わない伝統的な木造建築技術の応用
  • 外形20mmの細くシャープなシルエット
  • ネジやビスを見せない独自の構造(国際特許出願中)

Tesera Structureは、日本の伝統的な「わび・さび」の美意識を現代的に解釈し、高い強度と美しさを両立させている。このシステムは、様々な素材との相性が良く、伝統的な格子戸「木虫籠」や「有松絞」などの伝統工芸との組み合わせも可能だ。Teseraは、伝統と革新を融合させた新しい建築の可能性を提示している。

TeseraとHOSOOのコラボレーションに関する考察

TeseraとHOSOOのコラボレーションによる茶室「織庵」は、日本の伝統工芸と最新技術の融合を体現しており、グローバル市場における日本文化の新たな価値創造の可能性を示唆している。特に、解体・移設可能な設計は、従来の茶室の概念を覆し、伝統文化の新しい楽しみ方を提案している。一方で、こうした革新的なアプローチが伝統文化の本質を損なわないよう、バランスを取ることが今後の課題となるだろう。

LVMHメティエ ダール パリでの展示は、日本の伝統工芸と技術力を世界に発信する絶好の機会となる。この展示を通じて、西陣織やモジュールシステムTeseraに対する国際的な関心が高まり、新たなビジネスチャンスや文化交流の可能性が広がることが期待される。同時に、こうした取り組みが一過性のものとならないよう、継続的な情報発信と市場開拓が重要となる。

今後、TeseraとHOSOOのような異分野コラボレーションがさらに進展し、日本の伝統工芸が現代のライフスタイルに融合していくことが予想される。例えば、モジュールシステムと他の伝統工芸品との組み合わせや、VR・AR技術を活用した新しい茶道体験の創出など、さらなる革新的なプロジェクトの登場に期待が高まる。このような取り組みが、日本の文化産業の活性化と国際競争力の向上につながることを期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「モジュールシステムTeseraと細尾の西陣織による茶室「織庵」LVMH メティエ ダール パリのショールームで展示 | 三谷産業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000032549.html, (参照 24-10-01).

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