ヤマト運輸が観光施設向け「簡易伝票発行ツール」を発表、10月1日から全国約300カ所に順次導入へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

ヤマトホールディングス株式会社より

記事の要約

ヤマト運輸が「簡易伝票発行ツール」を発表
全国のホテルや空港など観光施設が対象
10月1日から提供開始、300カ所に導入予定

ヤマト運輸の新ツールで観光施設の業務効率化へ

ヤマト運輸株式会社は2024年9月30日、全国のホテルや空港などの観光施設を対象に、スマホで送り状を発行できる「簡易伝票発行ツール」の提供を10月1日から開始すると発表した。このツールは観光客の快適な旅行の実現と観光施設スタッフの業務負荷軽減を目的としている。10月末までに全国約300カ所の観光施設への導入を予定している。^[1]

新ツールの導入により、観光施設の受付での送り状発行に関わる案内が省略でき、受付の混雑緩和や受付スタッフの業務負荷軽減につながると期待されている。利用者にとっても、受付に並ぶ手間がなく、好きな場所・タイミングで送り状の発行手続きができるなど、利便性が向上する。

ヤマト運輸は、この「簡易伝票発行ツール」の提供を通じて、増加する観光需要に対応し、快適な旅行の実現に貢献することを目指している。日本政府が推進する観光立国の実現に向けた政策とも合致しており、観光産業全体の効率化と顧客満足度の向上に寄与することが期待される。

「簡易伝票発行ツール」の概要と特徴

項目	詳細
提供開始日	2024年10月1日
対象商品	宅急便・空港宅急便（一部制限あり）
導入場所	ホテル・空港などの観光施設
導入予定数	全国約300カ所（2024年10月末まで）
主な特徴	スマホでの送り状発行、受付混雑緩和、業務負荷軽減
対応言語	日本語・英語

送り状について

送り状とは、荷物の配送に必要な情報を記載した伝票のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

荷物の発送元と配送先の情報を記載
荷物の内容や重量、配送サービスの種類を明記
追跡番号が記載され、配送状況の確認に使用

ヤマト運輸の「簡易伝票発行ツール」は、この送り状をスマートフォンで簡単に発行できるようにしたものだ。観光客は自身のスマートフォンを使って送り状を作成できるため、受付での手続きが不要になる。これにより、観光施設での荷物発送の効率が大幅に向上し、観光客の利便性と施設スタッフの業務効率化が同時に実現できる。

参考サイト

^ ヤマトホールディングス株式会社. 「全国のホテルや空港などの観光施設にスマホで送り状の発行ができるツールの提供を開始― 受付での送り状の手書きが不要に、観光客の利便性向上と観光施設スタッフの業務負荷を軽減 ― | ヤマトホールディングス株式会社」. https://www.yamato-hd.co.jp/news/2024/newsrelease_20240930_1.html, (参照 24-10-02).

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