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公開：2024-10-13

ASCがサステナブル・シーフード・ウィーク2024を開催、ロバート・馬場氏に感謝状贈呈し料理対決も実施

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ASCがサステナブル・シーフード・ウィーク2024を開催
• ロバート・馬場氏へASC CEOから感謝状贈呈
• 馬場氏とリュウジ氏による料理対決を実施

ASCのサステナブル・シーフード・ウィーク2024開催とロバート・馬場氏への感謝状贈呈

ASC（水産養殖管理協議会）ジャパンは2024年10月1日から31日まで、「サステナブル・シーフード・ウィーク 2024」を開催した。このキャンペーンは11年目を迎え、環境に配慮した養殖の普及を目指している。10月8日には、ASC CEOのクリス・ニネスからロバート・馬場裕之氏へ、過去2年間のASC認証ラベルの認知拡大への貢献に対する感謝状が贈呈された。^[1]

メインイベントでは、ロバート・馬場氏と料理研究家のリュウジ氏がASC認証のサーモン、エビ、ハマグリ、パンガシウスを使用した料理対決を行った。お笑いコンビ相席スタートの山﨑ケイ氏も参加し、料理を試食した。この対決を通じて、参加者は責任ある水産養殖の重要性とASC認証ラベルの環境・社会への貢献について学ぶ機会を得た。

イベント後、馬場氏は「ASC認証の水産物は環境に配慮され、品質が安定して美味しいので、安心して買える」とコメントした。リュウジ氏は「ASC認証ラベルを覚えたので、今度買ってみようと思う」と述べ、山﨑氏も「ASCラベルを選んで食べることで簡単にSDGsに貢献できる」と感想を述べた。クリス・ニネス氏は、責任ある養殖の重要性を日本で広めるためのさらなる協力を求めた。

サステナブル・シーフード・ウィーク2024の概要

サステナブル・シーフード・ウィーク2024の詳細はこちら

ASC認証ラベルについて

ASC認証ラベルとは、環境と社会に配慮した責任ある養殖により生産された水産物に付けられるラベルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 厳格なASC認証基準を満たした水産物に付与される
• 環境や地域社会、人に配慮した養殖を証明する
• 消費者が持続可能な水産物を選択する際の指標となる

ASC認証ラベルは、2024年9月現在、世界117カ国で27,000品目以上の水産物に付けられている。日本国内では49の養殖場がASC認証を取得しており、194の企業がCoC認証を取得している。このラベルは、消費者が環境に配慮した水産物を簡単に識別し、選択できるようにすることで、持続可能な水産業の発展に貢献している。

サステナブル・シーフード・ウィーク2024に関する考察

サステナブル・シーフード・ウィーク2024の開催は、持続可能な水産養殖への意識向上に大きく貢献している。有名人を起用した料理対決など、一般消費者にも親しみやすいイベントを通じて、ASC認証ラベルの認知度を高め、環境に配慮した水産物選択の重要性を伝えることに成功している。今後は、このような取り組みをさらに拡大し、より多くの消費者に直接訴えかけていくことが重要だろう。

一方で、ASC認証取得のハードルの高さや、認証水産物の価格面での課題が浮き彫りになる可能性もある。これらの問題に対しては、生産者への支援強化や、認証プロセスの簡素化などの解決策が考えられる。また、消費者教育を通じて、多少高価でも持続可能な水産物を選択することの価値を伝えていく必要があるだろう。

今後は、ASC認証水産物の流通拡大や、より多様な魚種への認証適用が期待される。また、テクノロジーを活用した養殖の効率化や、環境負荷のさらなる低減など、新たな取り組みにも注目したい。サステナブル・シーフード・ウィークを通じて、持続可能な水産業の実現に向けた取り組みがより一層加速することを期待する。

参考サイト

1. ^ . 「ASC・CEOからロバート・馬場さんへの感謝状贈呈式と時短で出来るサステナブル・シーフードレシピをロバート・馬場さんとリュウジさんが対決！ | Aquaculture Stewardship Councilのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000109673.html, (参照 24-10-13).

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