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公開：2024-07-27

CORSAIRが新PCケース「3500X Tempered Glass」シリーズを発表、背面コネクタ設計マザーボードに対応し冷却性能と拡張性を向上

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• CORSAIRが新PCケース3シリーズを発表
• 背面コネクタ設計のマザーボードに対応
• 強化ガラスパネルとRGBファンを採用

CORSAIRの新PCケース「3500X Tempered Glass」シリーズの特徴

株式会社アスクは、CORSAIR社製のミドルタワー型PCケース「iCUE LINK 3500X RGB Tempered Glass」「3500X ARGB Tempered Glass」「3500X Tempered Glass」の3シリーズ6製品を発表した。これらの製品は、背面コネクタ設計のマザーボードに対応し、優れた冷却性能と拡張性を実現している。^[1]

新シリーズの特徴として、フロントと左サイドに強化ガラスパネルを備えたピラーレス構造を採用している点が挙げられる。このデザインにより、内部のパーツが美しく展示され、同時に組み立ての作業性も向上している。さらに、「iCUE LINK 3500X RGB Tempered Glass」シリーズにはiCUE LINK対応ファンが、「3500X ARGB Tempered Glass」シリーズにはマザーボード制御可能なアドレサブルRGBファンが標準搭載されている。

これらのPCケースは、MSI社製のProject ZeroシリーズやASUS社製のBTFシリーズなど、背面コネクタ設計を採用するマザーボードに対応している。配線を簡単にするケーブルフックも装備されており、美しく整理されたケーブル配線が可能となっている。価格は各シリーズによって異なり、15,980円から25,780円（税込）の範囲で設定されている。

ピラーレス構造について

ピラーレス構造とは、PCケースの設計において支柱や柱を最小限に抑えた構造のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 内部パーツの視認性が高く、ドレスアップ効果が高い
• 組み立て作業や内部へのアクセスが容易
• エアフローを阻害する要素が少なく、冷却効率が向上

ピラーレス構造を採用したPCケースは、内部のコンポーネントを美しく展示することができるため、自作PCユーザーやエンスージアストに人気がある。強化ガラスパネルと組み合わせることで、LEDイルミネーションやカスタムパーツの効果を最大限に引き出すことができる。また、支柱が少ないことで内部スペースが広く感じられ、大型のグラフィックカードや水冷システムの搭載も容易になっている。

CORSAIR新PCケースシリーズに関する考察

CORSAIR社の新PCケースシリーズは、背面コネクタ設計のマザーボードへの対応を強みとしているが、この特徴は将来的な課題も内包している。背面コネクタ設計が業界標準となっていない現状では、対応マザーボードの選択肢が限られる可能性がある。また、新しい規格や技術が登場した際に、このケースデザインが適応できるかどうかも不透明だ。

今後、ユーザーからの要望が高まる可能性がある機能として、より高度な温度管理システムや、AIを活用したファン制御などが考えられる。さらに、持続可能性への関心が高まる中、リサイクル可能な材料の使用や、省エネルギー設計の採用なども期待されるだろう。CORSAIRには、これらの要素を考慮しつつ、製品ラインナップを拡充していくことが求められる。

PCケース市場は、常に変化するコンピューターハードウェアの進化に追従する必要がある。CORSAIRの新シリーズは現在のトレンドに合致しているが、長期的な視点では柔軟性と適応性が鍵となるだろう。ユーザーのニーズと技術革新のバランスを取りながら、機能性とデザイン性を両立させた製品開発を続けることが、市場での競争力を維持する上で重要になると考えられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「背面コネクタ設計のマザーボードに対応するミドルタワー型PCケース、CORSAIR社製「3500X Tempered Glass」シリーズを発表 | 株式会社 アスクのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000790.000008686.html, (参照 24-07-27).

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