SofTalk ver2.00.00リリース、独自エンジンでUTAU音源に対応し操作性も向上

text: XEXEQ編集部

SofTalk独自の音声エンジン搭載によるUTAU音源との連携

SofTalkオリジナル音声合成エンジンの搭載
UTAU音源への対応により音源追加が可能に
配布元の規約に従い音声読み上げ許可のある音源のみ利用可

SofTalk ver2.00.00リリースにより操作性とパフォーマンスが向上

SofTalk ver2.00.00のリリースにより、ボタンやスライダーのサイズと配置が変更されたことでユーザーインターフェースが改善され、操作性の向上が図られた。また、速度を50未満に設定した際のWAVEファイルヘッダー加工処理が廃止されたことで、低速再生時のパフォーマンス改善にも寄与している。^[1]

さらに、は→わへの自動変換機能が廃止され、より自然な発音が可能になった。加えて、ピッチ変更範囲の見直しにより、声の高低をより細かく調整できるようになっている。MikoVoiceの一部音声記号にも対応し、表現力の拡張も期待できるアップデートとなった。

このバージョンアップにより、SofTalkは音声合成ソフトウェアとしての基本性能を着実に向上させつつ、UTAU音源との連携によって柔軟で多彩な音声表現を可能にしている。ユーザーの創造性を引き出すツールとして、更なる進化を遂げたと言えるだろう。

SofTalkの今後に関する考察

SofTalk ver2.00.00で実装された独自の音声合成エンジンとUTAU音源との連携は、音声合成ソフトウェアの可能性を大きく広げるものだ。今後は、より多くのユーザー制作音源との互換性を高めていくことで、多様な音声表現を実現できるようになるだろう。一方で音源の利用規約への配慮など、コンテンツ制作者とのコミュニケーションも重要になってくる。

また、UIの改善やパフォーマンスの最適化は継続的に行われるべき課題だ。特に初心者にも扱いやすいインターフェースの設計、大規模なプロジェクトにも耐えうる処理速度の追求が求められる。さらにMikoVoiceとの連携をはじめ、他の音声合成システムとのコラボレーションにも期待が高まる。SofTalkがオープンな開発姿勢を維持し、ユーザーや開発者コミュニティとの対話を重ね、さらなるバージョンアップを期待したい。