オーディオテクニカがATH-CKS50TW2をLE Audio対応にアップデート、重低音イヤホンの性能が大幅向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

オーディオテクニカがATH-CKS50TW2を更新
ファームウェアアップデートでLE Audio対応
低遅延・高音質・低消費電力を実現

オーディオテクニカがATH-CKS50TW2をLE Audio対応に進化

オーディオテクニカは重低音を楽しめる「SOLID BASS」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2」のファームウェアを2024年10月21日にアップデートし次世代のBluetooth規格「LE Audio」に対応させることを発表した。このアップデートによりユーザーはより高度な音楽体験を楽しめるようになる。^[1]

LE Audioに対応することでATH-CKS50TW2はLC3コーデックを使用した接続が可能になる。LC3コーデックの採用により低遅延でのコンテンツ再生が実現し高音質なオーディオ体験をより効率的に提供できるようになる。さらに低消費電力での動作が可能になりバッテリー寿命の延長にも貢献するだろう。

このアップデートはオーディオテクニカの専用アプリ「Connect」を通じて提供される。ユーザーはアプリを使用してファームウェアを更新することでLE Audioの恩恵を受けられるようになる。オーディオテクニカはこのアップデートによりATH-CKS50TW2の性能と機能性を大幅に向上させ製品の価値をさらに高めている。

ATH-CKS50TW2のLE Audio対応アップデート概要

項目	詳細
対象製品	ATH-CKS50TW2（SOLID BASSシリーズ）
アップデート内容	LE Audio対応
提供開始日	2024年10月21日
更新方法	専用アプリ「Connect」経由
主な利点	低遅延、高音質、低消費電力

LE Audioについて

LE Audioとは、Bluetooth SIGが開発した次世代のBluetooth音声規格であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

低消費電力での高品質音声伝送
複数デバイスへの同時ブロードキャスト
補聴器などの医療機器との互換性

LE Audioは従来のBluetoothオーディオ規格と比較して、より効率的なデータ転送と低遅延を実現している。LC3（Low Complexity Communication Codec）と呼ばれる新しいオーディオコーデックを採用しており、これにより低ビットレートでも高音質な音声伝送が可能になっている。オーディオテクニカのATH-CKS50TW2がこの新規格に対応することで、ユーザーはより優れた音楽体験を享受できるようになるだろう。