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菱洋エレクトロがSupermicro製液冷サーバーシステムを日本初導入、ゲットワークスのコンテナ型データセンターに提供

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 菱洋エレクトロが液冷サーバーシステムを提供
  • Supermicro製の液冷クーリングタワーが日本初導入
  • ゲットワークスのコンテナ型データセンターに導入

菱洋エレクトロ、Supermicro製液冷サーバーシステムを提供

菱洋エレクトロ株式会社は2024年10月17日、データセンター事業を手掛ける株式会社ゲットワークスのコンテナ型データセンターに、Supermicro製では日本初導入となる液冷クーリングタワーやGPUサーバーをはじめとした液冷サーバーシステムを提供したと発表した。この導入により、企業は低い電力消費で高いパフォーマンスを発揮するデータセンターを迅速に活用できるようになった。[1]

菱洋エレクトロは、Supermicroの正規一次代理店として、NVIDIA H100を8基搭載した液冷対応GPUサーバー(AS-4125GS-TNHR2-LCC)、専用ラック、CDU(冷却水循環装置)、そして日本初となる液冷クーリングタワー(LCS-SCLT-010C1001)などを液冷サーバーシステムとしてワンストップで提供した。この導入は、日本における液冷方式への慎重な姿勢がある中で実現した画期的な事例となっている。

ゲットワークスは2014年より、日本国内で自社設計・開発したコンテナ型データセンター「コンテナサーバーR」を200棟以上展開している。同社は冷却設備に雪・水・外気の再生可能エネルギーを活用する実証実験を行っており、2023年からはAIサーバーに特化した専用のコンテナ型データセンターを運用している。今回の液冷サーバーシステムの導入は、同社の水活用ノウハウを活かしたものとなっている。

液冷サーバーシステムの特徴まとめ

液冷クーリングタワー GPUサーバー コンテナ型データセンター
製品名/モデル LCS-SCLT-010C1001 AS-4125GS-TNHR2-LCC コンテナサーバーR
特徴 日本初導入 NVIDIA H100 8基搭載 自社設計・開発、200棟以上展開
メリット 効率的な冷却 高性能AI処理 迅速な導入、拡張性
提供元 Supermicro Supermicro ゲットワークス

液冷サーバーシステムについて

液冷サーバーシステムとは、従来の空冷式に代わり液体を用いてサーバーを冷却する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高い冷却効率による省エネルギー性
  • 高密度実装による設置スペースの削減
  • 静音性の向上とメンテナンスの簡素化

液冷サーバーシステムは、従来の空冷式と比較して熱伝導率が高い液体を使用することで、より効率的にサーバーの熱を除去することができる。特に高性能なGPUを多数搭載するAI処理向けサーバーでは、発熱量が著しく増加するため、液冷技術の導入が急速に進んでいる。菱洋エレクトロが今回提供したシステムは、この技術トレンドに沿った最先端のソリューションと言える。

参考サイト

  1. ^ 菱洋エレクトロ株式会社. 「菱洋エレクトロ、Supermicro製の液冷クーリングタワーを日本初導入し 液冷サーバーシステムをゲットワークスのコンテナ型データセンターへ提供 | 菱洋エレクトロ株式会社」. https://www.ryoyo.co.jp/info/products/29516/, (参照 24-10-18).
  2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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