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久野産業がKROSS KUNO1919を3年ぶりに復活、昭和モダン建築が最新の耐震性能を備えクリエイターの拠点へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

久野産業がKROSS KUNO1919を3年ぶりに復活、昭和モダン建築が最新の耐震性能を備えクリエイターの拠点へ

PR TIMES より


記事の要約

  • 久野産業のKROSS KUNO1919が3年ぶりに復活
  • 昭和初期のモダン建築を最新の耐震補強で安全性向上
  • クリエイター向けオフィスとして11月にリニューアルオープン

大阪ミナミの歴史的建築KROSS KUNO1919の復活

久野産業株式会社は、2021年7月の大型重機転倒事故により休止していたクリエイター向けオフィス「KROSS KUNO1919」を11月にリニューアルオープンすることを2024年10月29日に発表した。昭和初期に竣工したモダン建築は、grafによるインテリアプロデュースで2005年からクリエーター向けスモールオフィスとして注目を集めていた。[1]

大阪ミナミの島之内に位置する「KROSS KUNO1919」は、1935年築の2階建て鉄筋コンクリート造で総面積約200坪の建物だ。大阪大空襲を生き残った歴史的建造物としての価値を持ち、クリエイティブな空間として長年親しまれてきた経緯がある。

今回のリニューアルでは、昭和初期のモダンな雰囲気と仕立ての良さを維持しながら全室をリノベーションし、最新の耐震補強も実施された。インバウンドで人気を博しているものづくりの街・島之内において、デザイナーやクリエーターの自由な働き方を支援する拠点としての役割が期待されている。

KROSS KUNO1919の施設概要

項目 詳細
所在地 大阪市中央区島之内
建築年 1935年
構造 鉄筋コンクリート造2階建て
延床面積 約200坪
用途 クリエイター向けスモールオフィス
特徴 昭和初期モダン建築、最新耐震補強実施
KROSS KUNO1919の詳細はこちら

リノベーションについて

リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を施し、用途や機能を変更して性能を向上させる建築手法のことである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 建物の骨格を活かしながら新しい価値を創造
  • 歴史的建造物の保存と現代的機能の両立が可能
  • 環境負荷の低減と建築資源の有効活用に貢献

KROSS KUNO1919のリノベーションでは、昭和初期のモダン建築としての価値を損なうことなく、最新の耐震性能を確保することに成功している。grafによるインテリアデザインと建築の構造補強を両立させ、歴史的価値と現代的機能を兼ね備えた空間を実現したことは、リノベーションの優れた事例として評価できるだろう。

KROSS KUNO1919の復活に関する考察

歴史的建造物の保存と活用は、都市の文化的価値を維持する上で重要な課題となっている。KROSS KUNO1919の再生は、単なる建物の修復にとどまらず、クリエイティブな人材が集まる場所としての機能を強化することで、地域の活性化にも貢献することが期待できるだろう。

今後は建物の維持管理コストや耐震性能の継続的な確保が課題となる可能性がある。定期的な点検と補修を実施し、安全性を確保しながら歴史的価値を保持することが求められる。また、入居するクリエイターたちの活動を支援する体制づくりも重要な検討事項となるだろう。

インバウンド需要の増加に伴い、島之内エリアの国際的な知名度は今後さらに高まることが予想される。KROSS KUNO1919には、日本の伝統的な建築美と現代のクリエイティブ産業をつなぐ拠点として、新たな文化的価値を生み出す役割が期待されている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「大阪ミナミ島之内 昭和初期のモダンなオフィスビル 大型重機倒壊事故から3年ぶりの復活 | 久野産業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000019036.html, (参照 24-10-30).

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