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オンライン教育でIoT工作を実現、obnizとNEST LAB.が新教材でものづくりの可能性を拡大

text: XEXEQ編集部


NEST LAB.のobniz Board採用に関する記事の要約

  • obniz BoardがNEST LAB.ロボットAIテクノロジー専攻マスターコースの教材に採用
  • NEST LAB.とobnizが共同で初めてのIoT工作にも最適なカリキュラムを開発
  • 小学生がスマホやPCから遠隔走行できるロボットなどを開発
  • obnizにより技術的ハードルを意識せずやりたいことに集中できる高い学習体験の提供に成功
  • 2024年度ロボットAIテクノロジー専攻マスターコースカリキュラムを公開

obnizとNEST LAB.の新たな教育カリキュラム共同開発

IoT開発ボード「obniz Board」を手掛ける株式会社obnizと小中学生向けオンライン研究スクール「NEST LAB.」を展開する株式会社NEST EdLABが、obniz Boardを活用した新たな教育カリキュラムを共同開発した。obniz Boardの扱いやすさと拡張性の高さにより、小中学生でも簡単にIoTを実現できる点が採用の決め手となった。[1]

obniz Boardを教材に導入することで、NEST LAB.の受講生は開発環境の構築や通信技術に悩まされることなく、自分のアイデアの実現に集中できるようになった。実際に小学生がスマホやPCから遠隔操作できるロボット、オンラインAIサービスと連携して動作するロボットを開発するなど、高い学習成果を上げている。

NEST LAB.講師の石神工平氏は、「obnizを利用することで多くの技術的ハードルを意識する必要がなくなり、自らのやりたいことを形にすることに集中できた結果だ」と述べ、obniz Boardの教育現場における有用性を強調した。両社は今後もobniz Boardを活用した教育カリキュラムを通じて、より多くの子どもたちのものづくりの可能性を広げていく方針とのこと。

初めてのIoT工作に最適なobniz Boardの教育現場への浸透

12個のIOポートを備え、各種センサーやモーターを直接接続できるobniz Boardは、初めてIoTに取り組む子どもたちにとって最適な開発ボードだ。Wi-Fi機能を内蔵し、面倒な環境構築が不要な上、過電流・過熱防止の保護回路も搭載している。obniz Boardはこれまでにも学校や工作教室などで教材として重宝されてきた実績がある。

また、obniz Boardはビジュアルプログラミングからテキストベースのプログラミングまで幅広くサポートしているのも大きな特長だ。ブロックを組み合わせるだけで直感的にプログラムできるため、プログラミング初心者でも抵抗なく学習を始められる。さらに上級者向けにはHTML/JavaScriptによる本格的な開発環境も用意されている。

教育現場に浸透しつつあるobniz Boardは、IoTやロボット開発の面白さを子どもたちに伝える有力なツールとして期待されるだろう。obnizとNEST LAB.の取り組みは、次世代を担う子どもたちの科学技術やものづくりへの興味関心を高め、創造力豊かな人材の育成に貢献するものと言えるため。両社の挑戦に今後も注目したい。

obnizとNEST LAB.の取り組みに関する考察

子どもたちにプログラミングやIoTの面白さを体験してもらうには、敷居の低いツールの存在が欠かせない。obniz Boardはその条件を見事に満たしており、小学生でも本格的なIoT開発に挑戦できる環境を提供している。一方で入門用ツールの簡易さゆえに、発展的な学習につながりにくいという課題もある。obniz BoardがPythonなどの人気言語もサポートしているのは心強いが、カリキュラムの工夫も必要だろう。

また、最先端のテクノロジーに触れることで子どもたちの可能性が広がる半面、機材の高額化やメンテナンスの手間といった現実的な問題にも直面する。学校への導入を促進するには行政との連携や助成金の活用など、ソフト面のサポート体制の拡充も求められる。子ども向けのIoTデバイスを開発・提供するベンチャー企業が増えているのは頼もしい限りだが、教育機関の予算事情に合わせた柔軟な価格設定やサブスクリプションの導入なども検討すべきだろう。

何よりこうした先進的な教育プログラムが一部の恵まれた子どもたちだけのものにならないよう、広く門戸を開放していくことが重要だ。オンラインを活用した遠隔教育の取り組みは、地方や海外に住む子どもたちにもチャンスを提供する可能性を秘めている。obnizとNEST LAB.の挑戦が、より多くの学校や教育機関に影響を与え、子どもたちのものづくりに対する興味関心が広がっていくことを期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「小中学生向けオンライン研究スクール「NEST LAB.」においてIoT開発ボード「obniz Board」を活用した教育カリキュラムを共同開発 | 株式会社obnizのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000040376.html, (参照 24-06-12).

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