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公開：2024-11-02

不二サッシと積水ハウスがEV充電器設置用ポールを共同開発、効率的な充電インフラ整備を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 不二サッシと積水ハウスがEV充電器設置用ポールを共同開発
• 1本のポールでコンセント1個付と2個付に対応可能
• 2024年12月から出荷開始予定で年間8,000set目標

EV充電器設置用ポールの共同開発による充電インフラ整備推進

不二サッシ株式会社は積水ハウス株式会社と共同で、賃貸住宅シャーメゾンと戸建住宅向けEV充電器設置用ポールを2024年12月から出荷開始する予定だ。このポールは1本で効率的にコンセントを1個または2個設置できる独自の設計となっており、住宅向けEV充電インフラの拡充に大きく貢献することが期待される。^[1]

EV充電器設置用ポールの導入により、自動車の電化による脱炭素化の推進と蓄電池としての活用による光熱費削減という2つの重要な課題の解決に向けた取り組みが加速するだろう。不二サッシの「サステナビリティビジョン2050」が掲げる環境配慮型社会の実現に向けた具体的な一歩となる。

年間販売目標を8,000setに設定し、今後増加が見込まれるEV充電設備需要に対して積極的な供給体制を整備していく方針だ。シャーメゾンZEHを手掛ける積水ハウスとの協力により、より多くの住宅でEV充電インフラの整備が進むことが期待される。

EV充電器設置用ポール仕様まとめ

ZEHについて

ZEHとは「Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）」の略称で、住宅の省エネルギー化と再生可能エネルギーの活用により、年間のエネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅のことを指す。以下のような特徴がある。

• 高断熱・高気密設計による省エネルギー性能の確保
• 太陽光発電などの再生可能エネルギー設備の導入
• エネルギーマネジメントシステムによる効率的な運用

積水ハウスのシャーメゾンZEHは、賃貸住宅においてもZEH化を実現する先進的な取り組みとなっている。EV充電器設置用ポールの導入により、ZEH住宅における電気自動車の活用がより現実的なものとなり、住宅全体でのエネルギー収支の最適化に寄与することが期待される。

EV充電インフラ整備に関する考察

不二サッシと積水ハウスによるEV充電器設置用ポールの共同開発は、住宅におけるEV充電インフラ整備の新たな可能性を示している。1本のポールで複数のコンセントに対応できる設計は、限られたスペースを効率的に活用できる点で画期的であり、特に集合住宅における充電設備の普及に大きく貢献するだろう。

今後の課題として、充電設備の設置コストや電力供給能力の確保、充電時間の最適化などが挙げられる。これらの課題に対しては、政府の補助金制度の活用や電力会社との連携強化、スマートチャージング技術の導入などが有効な解決策となり得るだろう。

充電インフラの整備と併せて、EVの普及促進には充電設備の利用効率を高めるための運用システムの開発も重要になる。予約システムやシェアリングサービスとの連携など、新たな付加価値の創出により、より多くのユーザーがEVを選択する環境が整っていくことが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「積水ハウス向け電気自動車（ＥＶ）充電器設置用ポール共同開発のお知らせ | 不二サッシ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000040866.html, (参照 24-11-02).

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