タダノが北米向けEVOLT eGR-1000XLL-1を発売、フル電動化による環境性能と作業効率の向上を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

タダノが100USトン吊りフル電動クレーンを発売
ゼロエミッションと静音性能を実現した新製品
Hello-Netとスマートフォンアプリでの管理機能を搭載

タダノのEVOLT eGR-1000XLL-1が北米市場に登場

タダノは最大吊上げ荷重100USトン吊りのバッテリ式フル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-1000XLL-1」を2024年11月1日より北米市場向けに発売する予定だ。当該製品は従来の主力機種と同等の吊り上げ能力を持ちながら排出ガスゼロを実現し、最大7時間のクレーン作業が可能となっている。^[1]

バッテリはCCS1急速充電システムまたは標準の480VACグリッド電源での充電に対応し、急速充電では2～3時間で充電が完了となる仕様となっている。さらに回生ブレーキによる充電機能とプラグイン操作による連続稼働も実現し、運用の柔軟性が大幅に向上した。

製品には安全性と効率性を高めるリフトビジュアライザーが標準搭載され、吊荷監視カメラによって荷物の状態を真上から確認することが可能となっている。また、Hello-Netテレマティクスシステムとスマートフォン向けEVOLTアプリを活用することで、バッテリ状態や稼働履歴などの管理が容易になった。

EVOLT eGR-1000XLL-1の主な仕様まとめ

項目	詳細
最大吊上げ荷重	100USトン
連続作業時間	クレーン作業最大7時間、または吊り上げ5時間と8.7km移動
充電時間	急速充電2～3時間、通常充電4.5～5.5時間
CO2削減量	年間約22トン
騒音性能	従来比9dB改善

EVOLT eGR-1000XLL-1の詳細はこちら

リフトビジュアライザーについて

リフトビジュアライザーとは、クレーン作業の安全性と効率性を向上させるための監視システムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

吊荷を真上からリアルタイムで監視可能
AMLと連携した作業情報の表示機能
負荷率や吊荷重量のモニタリング機能

EVOLT eGR-1000XLL-1に標準搭載されているリフトビジュアライザーは、クレーン作業における安全性を大幅に向上させる重要な機能として位置付けられている。オペレータは専用モニタを通じて吊荷の状態やAMLからの情報を確認しながら、より安全で効率的な作業を実現することが可能となった。

参考サイト

^ PR TIMES. 「アメリカ、カナダ向け100USトン吊りフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-1000XLL-1」発売 | 株式会社タダノのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000092573.html, (参照 24-11-02).

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