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【CVE-2024-44052】WordPressプラグインHelloAsso 1.1.10にアクセス制御の脆弱性、認可の欠如による影響に注意

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • HelloAsso 1.1.10以前のプラグインに脆弱性
  • アクセス制御の設定不備による認可の欠如
  • 1.1.11バージョンで修正が実施

WordPressプラグインHelloAsso 1.1.10のアクセス制御の脆弱性

セキュリティ企業のPatchstack OÜは2024年11月1日にWordPressプラグインHelloAssoのバージョン1.1.10以前に認可の欠如による脆弱性が存在することを公開した。脆弱性はCVE-2024-44052として識別されており、CVSSスコアは4.3(MEDIUM)に分類されている。[1]

この脆弱性は認可の欠如(CWE-862)に分類され、アクセス制御の設定が不適切な状態になっていることが原因となっている。NVDの評価によると、攻撃には特権が必要だが攻撃の複雑さは低く、ユーザー操作は不要とされている。

Patchstack OÜの報告によると、この脆弱性はバージョン1.1.11で修正が実施されている。影響を受けるバージョンを使用しているユーザーは、最新バージョンへのアップデートが推奨される。

HelloAsso 1.1.10の脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-44052
脆弱性の種類 認可の欠如(CWE-862)
影響を受けるバージョン 1.1.10以前
修正バージョン 1.1.11
CVSSスコア 4.3(MEDIUM)

認可の欠如について

認可の欠如とは、システムやアプリケーションにおいて適切なアクセス制御が実装されていない状態を指す脆弱性である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの権限チェックが不十分
  • アクセス制御の設定が不適切
  • 認証後の操作に対する制限が不足

HelloAssoプラグインの事例では、アクセス制御の設定が適切に行われていないことにより、本来アクセスを制限すべき機能や情報に対して、制限が正しく機能していない状態となっている。CVSSスコアは4.3と中程度の深刻度に分類されているが、特権が必要な攻撃であり、情報の完全性への影響も限定的である。

WordPress用プラグインHelloAssoの脆弱性に関する考察

HelloAssoプラグインの脆弱性は、アクセス制御という基本的なセキュリティ機能に関する問題であり、WordPressプラグインの品質管理の重要性を改めて示している。プラグイン開発者にとって、セキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が今後の課題となるだろう。

今回の脆弱性は特権が必要な攻撃であり、一般ユーザーへの直接的な影響は限定的であるが、管理者権限を持つアカウントが侵害された場合のリスクは無視できない。WordPressサイトの運営者は、プラグインの更新管理や定期的なセキュリティ監査の実施を検討する必要がある。

また、WordPressエコシステム全体として、プラグインのセキュリティ認証制度の確立や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が求められる。プラグインの品質向上とセキュリティ強化は、WordPressプラットフォームの信頼性維持に不可欠な要素となっている。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-44052, (参照 24-11-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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