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【CVE-2024-10687】Contest Gallery 24.0.3以前のバージョンでSQLインジェクションの脆弱性が発見、早急な対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Contest Gallery 24.0.3以前のバージョンでSQLインジェクションの脆弱性
  • 認証不要で機密情報の抽出が可能な深刻な脆弱性
  • CVSS評価で重大度9.8のクリティカルな脆弱性

Contest Gallery 24.0.3のSQLインジェクション脆弱性

WordFenceは2024年11月5日にWordPress用プラグインContest Gallery 24.0.3以前のバージョンにおける認証不要のSQLインジェクション脆弱性【CVE-2024-10687】を公開した。$collectedIdsパラメータに対するエスケープ処理の不備により、既存のSQLクエリに追加のクエリを挿入することが可能となっている。[1]

この脆弱性はCVSS 3.1で9.8のクリティカルスコアを記録しており、攻撃の複雑さは低く特権も不要とされている。攻撃者は認証なしでデータベースから機密情報を抽出できる可能性があるため、早急な対応が必要だ。

WordFenceの調査によると、この脆弱性はeコマース機能に関連する処理で発見された。Contest Galleryプラグインはファイルアップロードやソーシャルメディア連携、PayPal決済など多岐にわたる機能を提供しているため、影響範囲が広範に及ぶ可能性がある。

Contest Gallery 24.0.3の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-10687
影響を受けるバージョン 24.0.3以前
脆弱性の種類 SQLインジェクション(CWE-89)
CVSS評価 9.8(クリティカル)
必要な認証 不要
発見者 Khayal Farzaliyev

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を利用した攻撃手法の一つである。以下のような特徴を持つ深刻な脆弱性だ。

  • 不正なSQLクエリを挿入して任意のデータベース操作が可能
  • 認証回避や機密情報の窃取などの攻撃に悪用される
  • 適切なパラメータのエスケープ処理で防御可能

今回のContest Galleryの脆弱性では、$collectedIdsパラメータに対する不十分なエスケープ処理が原因となっている。既存のSQLクエリに追加のクエリを挿入できる状態であり、データベースからの情報抽出に悪用される可能性が極めて高い。

Contest Gallery 24.0.3の脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、そのプラグインを利用している多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、特に重要な問題となっている。Contest Galleryは画像や動画のアップロード、eコマース機能など幅広い機能を提供しているため、攻撃者にとって魅力的な標的となるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発者はパラメータのバリデーションやエスケープ処理の徹底が求められる。特にeコマース機能を持つプラグインは、決済情報など重要なデータを扱うため、より厳密なセキュリティ対策が必要になってくるだろう。

プラグインのセキュリティアップデートの迅速な適用も重要な課題となる。WordPressサイトの管理者は、使用しているプラグインの脆弱性情報を常に監視し、更新プログラムが公開された際は速やかに適用する体制を整える必要がある。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10687, (参照 24-11-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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