【CVE-2024-10168】Active Products Tables for WooCommerceにXSS脆弱性、貢献者権限で任意のスクリプト実行が可能に
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記事の要約
- Active Products Tables for WooCommerceにXSS脆弱性を発見
- バージョン1.0.6.4以前に影響する認証済みユーザーの攻撃が可能
- woot_buttonショートコードを介した任意のスクリプト実行の危険性
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Active Products Tables for WooCommerce 1.0.6.4のXSS脆弱性
WordfenceはActive Products Tables for WooCommerceプラグインのバージョン1.0.6.4以前に格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性を発見し2024年11月6日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-10168】として識別されており、CVSSスコアは6.4でMedium評価となっている。[1]
この脆弱性はwoot_buttonショートコードにおける入力のサニタイズと出力のエスケープが不十分であることに起因している。contributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが任意のウェブスクリプトを注入できる可能性があるため、深刻な問題となっている。
脆弱性の影響範囲は広く、攻撃者が悪意のあるスクリプトを含むページを作成した場合、そのページにアクセスしたユーザーの環境で不正なスクリプトが実行される可能性がある。この問題はWordPressサイトのセキュリティを大きく脅かす要因となっている。
Active Products Tables for WooCommerceの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-10168 |
影響を受けるバージョン | 1.0.6.4以前 |
CVSSスコア | 6.4 (Medium) |
攻撃条件 | 認証済みユーザー(Contributor以上) |
攻撃経路 | woot_buttonショートコード |
影響 | 任意のスクリプト実行が可能 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされていない場合に発生
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング攻撃に悪用される可能性
今回発見されたActive Products Tables for WooCommerceの脆弱性は、woot_buttonショートコードを介して悪意のあるスクリプトを注入できる格納型XSSに分類される。格納型XSSはデータベースに永続的に保存される特徴があり、影響範囲が広いため特に注意が必要となっている。
Active Products Tables for WooCommerceの脆弱性に関する考察
Active Products Tables for WooCommerceの脆弱性は、WordPressプラグインのセキュリティ設計における重要な課題を浮き彫りにしている。特にcontributor以上の権限を持つユーザーによる攻撃が可能という点は、内部からの脅威に対する対策の必要性を強く示唆している。プラグイン開発者はユーザー入力の検証とエスケープ処理を徹底する必要があるだろう。
今後はプラグインのアップデート管理がより重要になってくると考えられる。自動アップデート機能の実装や、定期的なセキュリティ監査の実施など、より包括的なセキュリティ対策が求められている。WordPress管理者は脆弱性情報の収集と迅速なパッチ適用を心がける必要がある。
また、プラグインの権限管理についても再考が必要だろう。最小権限の原則に基づき、各ユーザーロールに必要最小限の権限のみを付与する仕組みの導入が望まれる。セキュリティとユーザビリティのバランスを保ちながら、より安全なプラグイン開発が求められている。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10168, (参照 24-11-12).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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