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公開：2024-11-24

日本AED財団が救命スポーツアプリRED SEATを開発、スポーツイベントでの心臓突然死予防に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日本AED財団がRED SEATアプリをリリース
• スポーツイベントでの救命活動を支援
• 心臓突然死リスクの軽減とAED活用を促進

救命スポーツアプリRED SEATでイベント会場の救命活動を効率化

公益財団法人日本AED財団は救命スポーツアプリRED SEATを2024年11月25日にリリースする予定だ。スポーツイベントや地域イベントなどの会場で心停止が発生した際に救命要請を確認できる機能を持ち、現場に居合わせた参加者が迅速にAEDを届けて一次救命措置を実施することで救命率の向上を目指している。^[1]

RED SEATは2018年度AED功労賞で特別賞を受賞した高校生のアイデアを基に日本AED財団スポーツ部会が社会実装を進めてきた取り組みである。スポーツ現場では心臓突然死のリスクが安静時の17倍まで高まるため、心室細動に対してAEDによる除細動が最も有効な対処方法となっている。

サッカーや野球、ラグビー、バスケット、マラソンなど様々なスポーツイベントでの実装を予定しており、学校や地域の運動会、競技大会などの観客が多く集まる場所でも活用される見込みだ。心臓突然死のリスクがある中、AEDを効率的に活用できる環境整備を進めていく方針である。

RED SEATアプリの主な機能まとめ

心室細動について

心室細動とは、心臓の心室が不規則に細かく震えるように収縮する致命的な不整脈のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 心臓が正常に血液を送り出せなくなる危険な状態
• 意識消失や心停止を引き起こす可能性が極めて高い
• 早期のAEDによる除細動が最も効果的な治療法

スポーツ現場では心臓への負荷が高まることから、心室細動のリスクが通常時の17倍まで上昇することが明らかになっている。RED SEATアプリを活用することで、心室細動が発生した際に迅速なAEDの搬送と除細動が可能となり、救命率の向上が期待できるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「救命スポーツアプリ RED SEAT」プレスリリースのご案内 | 公益財団法人日本AED財団のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000067895.html, (参照 24-11-24).

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