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【CVE-2024-50652】java_shop 1.0にファイルアップロード脆弱性が発見、avatar機能の改変により任意のファイルアップロードが可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • java_shop 1.0にファイルアップロードの脆弱性が存在
  • avatar機能の改変により任意のファイルがアップロード可能
  • CVSSスコアは6.3でMedium評価と判定

java_shop 1.0のアバター機能における脆弱性

MITREは2024年11月15日、java_shop 1.0のアバター機能に関する重要な脆弱性情報【CVE-2024-50652】を公開した。この脆弱性はavatar機能の改変により任意のファイルをアップロードすることが可能となるもので、CWE-434(危険なタイプのファイルの無制限アップロード)に分類されている。[1]

この脆弱性に対するCVSSスコアは6.3(Medium)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク経由で攻撃条件の複雑さは低いとされている。攻撃には特権レベルは不要だがユーザーの関与が必要とされ、機密性・完全性・可用性への影響は限定的と判断されているだろう。

SSVCによる評価では、この脆弱性の悪用は自動化可能とされており、技術的な影響は部分的と判定されている。CISAによるデータ公開者の承認を受けており、2024年11月21日時点でProof of Concept(PoC)は確認されていない状況だ。

java_shop 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-50652
影響を受けるバージョン java_shop 1.0
脆弱性の種類 CWE-434(危険なタイプのファイルの無制限アップロード)
CVSSスコア 6.3(Medium)
公開日 2024年11月15日
更新日 2024年11月21日

無制限ファイルアップロードについて

無制限ファイルアップロードとは、Webアプリケーションにおいてファイルの種類や内容を適切に検証せずにアップロードを許可してしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 悪意のあるファイルを実行可能な状態でアップロード
  • サーバー上でシェルスクリプトやマルウェアを実行可能
  • システムの制御権限を奪取される可能性あり

java_shop 1.0の事例では、avatar機能の実装に問題があり、任意のファイルをアップロードできる状態となっている。この脆弱性はCVSSスコア6.3と評価され、攻撃に特権は不要だがユーザーの関与が必要とされ、影響範囲は限定的とされているものの、早急な対応が推奨される。

java_shop 1.0の脆弱性に関する考察

java_shop 1.0のavatar機能における脆弱性は、アプリケーションセキュリティの基本的な実装の重要性を改めて浮き彫りにしている。ファイルアップロード機能は多くのWebアプリケーションで利用される一般的な機能だが、適切な検証処理を実装しないことで深刻な脆弱性となり得ることを示している。特にアバター画像のようなユーザー入力を扱う機能では、より慎重な実装が求められるだろう。

今後の対策として、ファイルの種類や内容の厳密な検証、アップロードされたファイルの実行権限の制限、安全なファイル保存場所の選定など、多層的な防御策の実装が重要となる。特にファイルアップロード機能を実装する際は、OWASPなどのセキュリティガイドラインに準拠した実装を行うことが推奨されるはずだ。

また、この脆弱性の発見を契機に、類似のファイルアップロード機能を持つ他のシステムでも、同様の脆弱性が存在しないか包括的な点検を行うことが望ましい。セキュリティ診断ツールの活用や、定期的なセキュリティ監査の実施など、継続的なセキュリティ対策の強化が必要となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-50652, (参照 24-11-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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