【CVE-2023-7299】DataGear 4.60にSQLインジェクションの脆弱性、バージョン4.7.0で修正完了
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記事の要約
- DataGear 4.60以前にSQLインジェクションの脆弱性
- 脆弱性は/dataSet/resolveSql機能に存在
- バージョン4.7.0へのアップグレードで対応可能
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DataGear 4.60のSQLインジェクションの脆弱性
2024年11月23日、DataGearのバージョン4.60以前において深刻な脆弱性が発見された。/dataSet/resolveSql機能のSQL引数操作によってSQLインジェクションが可能となる脆弱性が確認され、この問題は【CVE-2023-7299】として識別されている。[1]
この脆弱性は遠隔からの攻撃が可能であり、CVSSスコアでは3.1および4.0でミディアムの深刻度と評価されている。脆弱性の種類はCWE-89(SQLインジェクション)およびCWE-74(インジェクション)に分類され、影響を受けるバージョンは4.0から4.60までの全てのバージョンに及んでいる。
対策としてDataGearはバージョン4.7.0へのアップグレードを推奨している。この脆弱性は認証されたユーザーによって悪用される可能性があり、機密性、整合性、可用性のそれぞれに対して限定的な影響を及ぼす可能性が指摘されている。
DataGear 4.60脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2023-7299 |
影響を受けるバージョン | 4.0から4.60まで |
対象コンポーネント | /dataSet/resolveSql |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション、インジェクション |
CVSSスコア | 5.3(v4.0)、6.3(v3.1)、6.3(v3.0)、6.5(v2.0) |
対策方法 | バージョン4.7.0へのアップグレード |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースに対して悪意のあるSQLクエリを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データベースの不正な操作や情報漏洩を引き起こす可能性がある
- 入力値の検証が不十分な場合に発生しやすい
- 認証バイパスやデータの改ざんなどの深刻な被害につながる
今回のDataGearの脆弱性では、/dataSet/resolveSqlコンポーネントにおけるSQL引数の不適切な処理が原因となっている。CVSSスコアで示されているように、この脆弱性は認証された状態での攻撃が可能であり、データベースへの不正なアクセスやデータの改ざんなどのリスクが存在する。
DataGearの脆弱性対応に関する考察
脆弱性の発見とバージョン4.7.0での修正は、セキュリティ上の重要なマイルストーンとなっている。特にデータベース操作に関わるSQLインジェクションの脆弱性は情報漏洩やデータ改ざんのリスクを伴うため、影響を受けるバージョンを使用している組織は早急なアップデートを検討する必要がある。
今後の課題として、セキュアコーディングの徹底やコードレビューの強化が重要となるだろう。特にデータベース操作を行うコンポーネントについては、入力値の検証やパラメータ化クエリの使用などの対策を徹底することが求められる。
また、セキュリティアップデートの提供体制についても改善の余地がある。脆弱性が発見された場合の迅速な修正プログラムの提供や、ユーザーへの適切な通知方法の確立が今後の課題となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-7299, (参照 24-11-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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