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公開：2024-08-28

Acalieが日本初の600W特定小型原付電動キックボードEVEREST XINGを発表、高い登坂能力と安全性を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Acalieが600W特定小型原付電動キックボードを発表
• EVEREST XINGブランドで2機種を予約販売開始
• 安全性機能「速度自動コントロール」を搭載

Acalie電動モビリティ、日本初の600W電動キックボードを発表

株式会社Acalieは、日本初となる600Wモーター搭載の特定小型原動機付自転車電動キックボード「EVEREST XING」を2024年8月28日より予約販売開始すると発表した。EX15 PROとEX15の2機種が用意され、それぞれ151,800円と118,800円で販売される予定だ。新発売を記念し、各カラー100台、合計400台限定で収納輪行バッグをプレゼントするキャンペーンも実施される。^[1]

EVEREST XINGの最大の特徴は、日本初となる600Wハイパワーモーターの搭載だ。EX15 PROは最大斜度47%、EX15は27%の登坂能力を持ち、急な坂道でもストレスなく走行が可能となっている。また、物理ブレーキと電子ブレーキの両方を搭載し、さらに日本初の安全性機能「速度自動コントロール」により、下り坂での加速を自動的に制御し20km/h以内の速度を維持する。

EVEREST XINGシリーズはIoT機能も搭載しており、専用アプリを通じてスマートフォンと連携が可能だ。最高速度の調整や加速スピードの設定、電子ブレーキの利き具合の調整など、ユーザーが自分に合った最適な乗り方をカスタマイズできる。さらに、セキュリティ機能としてスマートフォン操作による車体ロックや、二重ロックによる盗難防止対策も備えている。

EVEREST XING EX15 PROとEX15の仕様比較

EVEREST XINGの詳細はこちら

特定小型原動機付自転車について

特定小型原動機付自転車とは、道路交通法で定められた原動機付自転車の一種で、主に電動キックボードなどの小型モビリティを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 最高速度が20km/h未満に制限されている
• 車両総重量が30kg未満である
• 運転には免許が不要（16歳以上）

EVEREST XINGシリーズはこの特定小型原動機付自転車に分類される。利用には標識（ナンバープレート）の取得と自賠責保険（共済）への加入が必要となる。また、ヘルメットの着用が推奨されており、安全性を考慮した設計や機能が求められる。EVEREST XINGの「速度自動コントロール」機能は、こうした安全性への要求に応える先進的な取り組みといえるだろう。

電動キックボードEVEREST XINGに関する考察

EVEREST XINGの登場は、日本の電動モビリティ市場に新たな可能性をもたらす重要な一歩だ。600Wの高出力モーターと高い登坂能力は、都市部の移動手段としての実用性を大きく向上させる可能性がある。特に、日本の急な坂道や起伏の多い地形に対応できる点は、従来の電動キックボードにはない強みとなるだろう。

一方で、高出力であるがゆえの安全性への懸念も存在する。EVEREST XINGが採用している「速度自動コントロール」機能は、この課題に対する一つの解決策となり得るが、ユーザーの適切な使用と、法規制との整合性が今後の課題となるだろう。また、IoT機能の搭載により、ユーザビリティは向上するものの、セキュリティリスクへの対応も重要になってくる。

今後、EVEREST XINGには更なる安全性向上のための機能追加が期待される。例えば、AIを活用した周囲の状況認識や、自動緊急停止システムなどの導入が考えられる。また、バッテリー技術の進化による航続距離の延長や、充電時間の短縮なども、普及拡大のカギとなるだろう。Acalie社には、こうした技術革新を通じて、持続可能な都市交通の実現に貢献することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Acalie電動モビリティ、日本初の600W特定小型原付電動キックボード「EVEREST XING」を2024年8月28日より予約販売開始 | 株式会社Acalieのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000140298.html, (参照 24-08-28).

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