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公開：2024-09-04

ヘッドウォータースとSSSがエッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューションを国際物流総合展で公開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ヘッドウォータースとSSSが共同開発中のソリューション
• エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューション
• 国際物流総合展でデモンストレーションを実施

ヘッドウォータースとSSSの共同開発ソリューションが国際物流総合展に出展

ヘッドウォータースは、ソニーセミコンダクタソリューションズ（SSS）と共同で「エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューション」の開発を進めていることを発表した。このソリューションは、2024年9月10日から開催される国際物流総合展のSSS展示ブースにてデモンストレーションが行われる予定だ。^[1]

本ソリューションは、運送トラックのナンバープレート（車番）を小型カメラ（エッジデバイス）で検知・認識し、取得データを活用することで待機・荷役業務の効率化を目指している。SSSのAI処理機能を有するインテリジェントビジョンセンサー搭載小型カメラとエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS™」に、ヘッドウォータースのエッジAI技術を連携させて開発が進められている。

両社は本ソリューションの早期実用化を目指し、物流業界の業務効率化に貢献することを目標としている。なお、この発表による当社の当期業績への影響は軽微であるとされているが、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに公表される予定だ。

エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューションの特徴

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エッジAIについて

エッジAIとは、クラウドやデータセンターではなく、デバイスやセンサーの近くでAI処理を行う技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイム処理が可能
• ネットワーク負荷の軽減
• プライバシーとセキュリティの向上

エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューションでは、SSSのインテリジェントビジョンセンサー搭載小型カメラとAITRIOS™プラットフォームが使用されている。このソリューションにより、運送トラックのナンバープレートをリアルタイムで検知・認識し、待機・荷役業務の効率化を実現することが期待されている。

エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューションに関する考察

エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューションは、物流業界の長年の課題である待機時間の削減と業務効率化に大きく貢献する可能性がある。特に、リアルタイムでのナンバープレート認識により、トラックの入出庫管理が自動化され、人手による確認作業が大幅に削減されることが期待できるだろう。

一方で、このソリューションの導入には初期投資やシステムの統合といった課題も考えられる。特に中小規模の物流事業者にとっては、コストと導入効果のバランスが重要な検討点となるだろう。また、個人情報保護の観点から、ナンバープレート情報の取り扱いに関する法的・倫理的な配慮も必要になると考えられる。

今後、このソリューションがさらに進化し、AIによる荷物の自動仕分けや最適な積載計画の立案など、より高度な機能が追加されることが期待される。また、他のIoTデバイスやシステムとの連携により、サプライチェーン全体の可視化と最適化が実現できれば、物流業界全体の生産性向上に大きく寄与するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ソニーセミコンダクタソリューションズと共同開発中の「エッジAI技術を活用した荷役時間管理ソリューション」を国際物流総合展で展示 | 株式会社ヘッドウォータースのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000018045.html, (参照 24-09-04).

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