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公開：2024-07-18

COMPASSがキュビナレッジ第九弾を開催、春日井市のICT教育事例を紹介

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• COMPASSがキュビナの導入事例セミナーを開催
• 愛知県春日井市がゲストとして登壇
• GIGAスクール構想に基づくICT活用を紹介

キュビナレッジセミナー、春日井市のICT教育推進事例を公開

株式会社COMPASSは、AI型教材「Qubena（キュビナ）」の導入事例を紹介するオンラインセミナー「キュビナレッジ」第九弾を8月28日に開催することを発表した。今回のセミナーでは、愛知県春日井市をゲストに迎え、同市の教育ICT化推進の経緯や具体的な活用事例について詳しく紹介する予定だ。春日井市は20年以上にわたり教育の情報化に取り組んでおり、その豊富な経験と知見が共有されることになる。^[1]

春日井市は、GIGAスクール構想に基づき、2020年度に市立小中学校の全児童生徒に一人一台の端末を導入した。同時に、高速大容量回線を利用した校内LANの整備を完了し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を促進する環境を整備している。この取り組みの一環として、AI型教材「キュビナ」を市内全小中学校に導入し、個に応じた支援・指導の充実や学習サイクルの定着による主体性の醸成を目指している。

セミナーでは、春日井市教育委員会の教育研究所教育DX推進専門官である水谷年孝氏をはじめ、春日井市立出川小学校と高森台中学校の教諭らが登壇する。ICT活用の取り組みやキュビナ導入の背景と経緯、学校現場での具体的な活用状況、そして今後の展望について詳しく語られる予定だ。教育現場の生の声を聞くことができる貴重な機会となるだろう。

GIGAスクール構想とは

GIGAスクール構想とは、Global and Innovation Gateway for Allの略称で、文部科学省が推進する教育のICT化政策のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 児童生徒1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境の整備
• クラウド活用を前提とした環境整備
• 個別最適化された学びと創造性を育む教育の実現
• 教師の業務効率化と教育の質の向上
• デジタル教科書・教材の活用促進

この構想は、2019年12月に文部科学省が発表し、当初は2023年度までに実現を目指していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により前倒しされ、2020年度中に多くの自治体で整備が進められた。春日井市の取り組みは、このGIGAスクール構想を積極的に推進している好例と言えるだろう。

キュビナレッジセミナーに関する考察

キュビナレッジセミナーの開催は、教育のICT化を推進する自治体や学校にとって貴重な情報共有の場となる可能性が高い。特に、春日井市のような先進的な取り組みを行っている自治体の事例は、他の地域にとって参考になるだろう。一方で、ICT化の推進に伴い、教職員の負担増加や、デジタルデバイドの拡大といった新たな課題が浮上する可能性もある。

今後のキュビナレッジセミナーでは、ICT活用の成功事例だけでなく、導入に伴う課題やその解決策についても詳しく取り上げることが期待される。また、AI型教材の効果的な活用法や、データに基づく個別最適化学習の具体的な実践方法など、より踏み込んだ内容の共有が求められるだろう。教育現場のニーズに即した情報提供が、セミナーの価値をさらに高めることにつながる。

このセミナーを通じて得られる知見は、教育関係者にとって大きな恩恵となるだろう。一方で、ICT化に伴うデータ管理やプライバシー保護の問題、また従来の教育方法との調和など、慎重に検討すべき課題も多い。教育のICT化が進む中、こうした議論の場としてもキュビナレッジセミナーの役割は重要になっていくと考えられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「学習eポータル＋AI型教材「キュビナ」の学校教育関係者向け導入事例セミナー「キュビナレッジ（Qubena×Knowledge）」を開催ゲストは愛知県春日井市 | 株式会社COMPASSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000024557.html, (参照 24-07-18).

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