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公開：2024-07-18

i-nest capitalがGOKKOに追加投資、縦型ショートドラマ事業の成長が加速

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• i-nest capitalがGOKKOに追加投資
• GOKKOの「ごっこ倶楽部」が累計視聴者数40億回突破
• シリーズBラウンドで約11億円の資金調達実施

i-nest capitalの追加投資でGOKKOのショートドラマ事業が加速

i-nest capital株式会社は、1号ファンド「i-nest1号投資事業有限責任組合」を通じて株式会社GOKKOへの追加投資を実行した。GOKKOが運営する縦型ショートドラマクリエイター「ごっこ倶楽部」は、TikTokを中心に累計視聴者数40億回を突破し、ショートドラマカテゴリーで国内No.1の実績を誇る。この追加投資により、GOKKOのコンテンツ制作力とグローバル展開が更に強化されることが期待される。^[1]

GOKKOの強みは、脚本から投稿、マーケティングまでをワンチームで行う効率的な制作体制にある。従来の日本のドラマ制作では分業が主流だったが、GOKKOは全工程を自社内で完結させることで、スピーディな制作と視聴データに基づく迅速な改善を実現している。この独自のアプローチが、わずか2年で1,200本以上の動画制作と40億回の累計再生数という驚異的な成果につながったといえるだろう。

今回のシリーズBラウンドでは、JAFCOや日本テレビなどから総額約11億円の資金調達を実施した。この資金を活用し、GOKKOは日本発のグローバルエンターテインメントカンパニーへの成長を目指している。i-nest capitalの豊富な支援実績とネットワークを活かした支援も受けられることから、GOKKOの今後の成長と国際展開が大いに期待される。

縦型ショートドラマとは

縦型ショートドラマとは、スマートフォンの縦画面に最適化された短尺の動画ドラマのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 縦長の画面比率で制作される
• 1話あたりの尺が短い（数分程度）
• SNSプラットフォームでの視聴に最適化
• 若年層を中心に人気が高い
• 広告や商品プロモーションとの親和性が高い

縦型ショートドラマは、スマートフォンでの動画視聴が一般化する中で急速に人気を集めている新しいコンテンツ形式だ。従来のテレビドラマと比べて制作コストが低く、視聴者の反応を即時に分析できるため、制作サイクルが非常に速いのが特徴である。

GOKKOの追加投資に関する考察

GOKKOへの追加投資は、縦型ショートドラマ市場の急成長と将来性を示唆している。しかし、今後はプラットフォームの多様化や競合の増加により、コンテンツの質と量の両面での競争が激化する可能性がある。GOKKOには、独自のIP開発や海外市場への展開など、さらなる成長戦略の構築が求められるだろう。

今後、GOKKOには AI を活用した脚本生成や、視聴者参加型のインタラクティブドラマなど、新たな技術やフォーマットの導入が期待される。また、縦型ショートドラマの特性を活かしたブランドコラボレーションや、教育コンテンツへの応用など、ビジネスモデルの多角化も重要な課題となるだろう。

この追加投資は、主にクリエイターやコンテンツ制作会社にとって大きな恩恵となる。一方で、従来型のテレビドラマ制作に携わる人々にとっては、業界構造の変化に適応する必要性が高まるかもしれない。GOKKOの成功は、エンターテインメント業界全体のデジタルシフトを加速させる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「i-nest capitalが縦型ショートドラマクリエイター『ごっこ倶楽部』を運営する「株式会社GOKKO」へ追加投資 | i-nest capital株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000051734.html, (参照 24-07-18).

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