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公開：2024-09-17

BD Fundがヘルスケア特化型ベンチャーキャピタルを設立、5.1億円でファーストクローズを達成し世界のヘルステックコミュニティと連携へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• BD Fundがヘルスケア特化型VCを設立
• 5.1億円でファーストクローズを実施
• 世界のヘルステックコミュニティと連携

BD Fund株式会社がヘルスケア特化型ベンチャーキャピタルを設立

BD Fund株式会社は、ヘルスケア・ヘルステック特化型ベンチャーキャピタル「BD Fund１号投資事業有限責任組合」を2024年9月17日に組成し、5.1億円でファーストクローズを達成した。シリコンバレーのヘルステックコミュニティに強いネットワークを持つ歯科医師が中心となり、世界の人類の健康・生命に貢献する領域での投資活動を開始する。^[1]

BD Fundは、日本が世界に貢献可能な領域としてヘルスケア・ヘルステック産業に着目している。グローバルで高い成長が見込まれるこの分野において、日本の製造業・サービス業が世界で競争力を失っていく中、ヘルスケア・ヘルステック産業は日本経済が競争力を取り戻せる領域であると考えている。

代表パートナーの前田祐二郎氏は、歯科医師・医学博士のバックグラウンドを持ち、スタンフォード大学のバイオデザインプログラムを修了している。東京大学に日本版バイオデザインを設立し、スタートアップ創出を実現するとともに、日本全国の起業家・研究者のサポートを行ってきた実績がある。

BD Fund１号投資事業有限責任組合の概要

BD Fund株式会社の公式サイトはこちら

バイオデザインについて

バイオデザインとは、スタンフォード大学を起源とするヘルステック起業家創出プログラムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ヘルステック業界のスタートアップ、人材、アドバイザー、投資家が集まるコミュニティ
• 高確率でIPOやM&Aによるエグジットのリターンを産み出す
• 世界各国で展開され、日本でも東京大学に導入されている

BD Fundの代表パートナーである前田祐二郎氏は、東京大学バイオデザインのディレクターを務めており、すでに5社のヘルステックスタートアップを創出している。これらのスタートアップは資金調達を受けながら、新しいテクノロジーを患者に届けるべく活動を続けている。

BD Fundのヘルスケア特化型ベンチャーキャピタル設立に関する考察

BD Fundのヘルスケア特化型ベンチャーキャピタル設立は、日本のヘルステック産業の発展に大きな影響を与える可能性がある。特に、シリコンバレーのヘルステックコミュニティとの強いネットワークを活かすことで、日本の優れた技術やアイデアをグローバル市場に展開する機会が増えるだろう。一方で、ヘルスケア分野特有の規制や承認プロセスへの対応が課題となる可能性もある。

この課題に対しては、BD Fundの代表パートナーが持つ医療分野での経験や、バイオデザインプログラムを通じて培ったノウハウが解決策となるかもしれない。今後は、投資先企業の選定や育成方法において、日本の医療制度や文化に合わせたアプローチが求められるだろう。また、海外の先進的なヘルステック企業との協業や知見の共有を積極的に行うことで、日本発のイノベーションを加速させることができるかもしれない。

BD Fundには、単なる資金提供にとどまらず、ヘルスケア・ヘルステック分野での起業家育成や事業支援のエコシステムを構築することが期待される。特に、医療機器やデジタルヘルス分野での革新的なアイデアを持つ研究者や起業家に対し、事業化に向けた具体的なサポートを提供することで、日本のヘルスケア産業全体の底上げにつながる可能性がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「BD Fund株式会社、世界のヘルステックコミュニティと連携するヘルスケア・ヘルステック特化型ベンチャーキャピタルを設立、5.1億円でファースト・クローズ | BD Fund株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000148201.html, (参照 24-09-17).

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